最近は“会話術に長けた人”が増えた気がしませんか? 相手の話をよく聞く人は多いですし、相手の話の意図をしっかりと汲む人もいますよね。
そうした中、ぜひみなさんにはワンランク上のテクニックを学んで身につけていただきたいものです。そのひとつが、雑談などで相手の“人となり”を引き出すトークを行うこと。次のような方法ならそれも可能ですから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■相手の単語を拾ってそれを返す
会話はキャッチボールに似ているといわれています。大事なのは、相手からの言葉を受け取った後に、ただ「そうなんですね」とだけ応えるのではなく、興味関心を持って質問を返すこと。
例えば、「昨日、青山にできた新しいカフェに行ってきたんだよ」と言われたら、「そうなんだ、よかったね」ではなく、「そうなんだ、青山にできた新しいカフェってどんな店?」と返します。そうすることで、相手は詳しく話し始めることでしょう。そして、興味を持ってもらったことに対してうれしくなり、自然と自分を出してくれるようになるのです。
■「5W1H」を意識すれば質問は自然と浮かんでくる
そうはいっても、「何を質問していいか分からない」と思うかもしれません。そんなときには、「誰が(Who)、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)、なぜ(Why)、どうやって(How)」という「5W1H」を意識してみましょう。
具体的には、それまでの会話ではまだ得られていない5W1Hの情報を補填するようにするのです。もし、相手が「昨日、映画を観に行ったんだよ」と話してきたら、「映画観に行ったんだ。どんな映画?」と「What」を補填したり、「映画観たんだ。いいな~。どこに行ったの?」と「Where」を補填したりします。