白米に混ぜて炊くことで、さまざまな穀物の栄養素をプラスできる「雑穀米」。ダイエットや健康維持にぴったりの食品ですが、食べ方を間違えると不調の原因になることも。次のようなことに注意して取り入れるのがオススメです。
■しっかり浸水させる
精製されている白米に比べ、雑穀米は消化に時間がかかります。柔らかく消化しやすい状態にするには、炊く前に十分に浸水させることが大切です。雑穀米を加えた場合は、夏場で30分程度、冬場で1～2時間程度を目安に浸水させましょう。十分浸水させずに硬いまま食べると消化不良を起こす可能性があり、栄養素を吸収しにくくなってしまいますので、雑穀米を炊く際には欠かさずに行いたい行程です。
■よく噛んで食べる
消化・吸収しやすくして豊富な栄養素を逃さず摂るためにも、満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぐためにも、よく噛んで食べることが大切です。しっかり浸水させて炊き上げた雑穀米をよく噛んで食べるようにすることで、健康を損ねずに豊富な栄養素を摂取しやすくなります。
■食べ過ぎない
雑穀が発芽するために蓄えている成分には、多量に摂取することで不調を招く成分も含まれています。このような成分はもちろん、健康維持に役立つ栄養でさえ過ぎれば不調や肥満の原因になりますから、適量を取ることが重要です。雑穀米を白米に混ぜて炊く場合には分量を守り、食べ過ぎには注意しましょう。
適量を正しい方法で調理し、よく噛んで食べることで、健康維持に必要な栄養素を手軽に豊富に摂取することができる雑穀米。上手に取り入れて、代謝を高めてくださいね。
(Nao Kiyota)
