Snow Man・目黒蓮主演のドラマ「トリリオンゲーム」(TBS系)の視聴率が下降線をたどっている。今回の役柄はこれまでのイメージを覆すものだったが、“役者・目黒蓮”としてはここが踏ん張りどころとなりそうだ。
ドラマはマンガ誌「ビッグコミックスペリオール」で連載中の同名マンガが原作。“世界一のワガママ男”のハルこと天王寺陽(目黒)と、“まじめで不器用なエンジニア”のガクこと平学(佐野勇斗)の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で金を稼いで、この世のすべてを手に入れようと成り上がる物語だ。
昨年はドラマ「silent」(フジテレビ系)で人気を爆発させ、今年は主演映画「わたしの幸せな結婚」がロングランヒットとなるなど、役者としてノリにノッている目黒の主演ドラマだったが、初回視聴率7.4%から2話5.6%、3話5.2%と右肩下がりとなっている。
「これまでの目黒といえば、クールでさわやかというイメージの役柄で、そのイメージで人気が出ていました。ただ、今回の役柄はやることは破天荒で、さわやかというイメージとは程遠い役柄です。目黒とイメージが合わないと脱落するファンは少なくない。このままだと、視聴率も5%を切る可能性も出てきました」(業界関係者)
とはいえ、役者としてこれからやっていくためには、イメージと違う役柄を演じるのも必要なこと。
「それこそ、さわやかでクールなイメージの演技しかできないようでは、役者として先々、厳しいものになります。実際、ヒットしたドラマの続編をやりたがらない役者が多いのも、役のイメージが定着するのを恐れているからです。そういう意味では、むしろ目黒にとっては、今回の役をやったことで、さわやかキャラだけじゃないとアピールできますし、多少、数字が低くてもこれを糧に次へステップアップできると前向きに考えればいいのでは」(前出・業界関係者)
トリリオンダラーな価値がある役者に飛躍するターニングポイントとなる作品なのかもしれない。