堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)の第4話が8月6日に放送され、世帯平均視聴率は13.4%を記録。高視聴率をキープしている。
この日は、主人公・乃木憂助(堺)が務める丸菱商事で起こった、1億ドル(日本円でおよそ140億円)の誤送金問題が急展開。前話で乃木を犯人に仕立てた人物が、社内の財務部・太田梨歩(飯沼愛)と判明したのだ。太田の家を家宅捜査した警視庁公安部の警視・野崎守(阿部寛)らは、大量のパソコン機器やハードディスクなどを押収。太田が超一流ハッカーだったことを突き止める。
一方、乃木は怪しい人物を集め、太田の居場所がわかったとの連絡を受けたとウソをつく。すると、同期の山本巧(迫田孝也)が慌ててその場を離れ逃亡。その危機を助けたのは、山本の仲間だという黒須駿(松坂桃李)。しかし、黒須は自衛隊の裏の諜報部隊「別班」だった。しかも、その後、酒を飲んで眠っている間に山本は、身動きができない状態にされていた。さらに黒須と山本の前に現れたのは、乃木だった…。
この展開に視聴者からは「見入ってしまう」「裏の世界の怖さをひしひしと感じた」「短い一つの会話のやりとりにも重要な意味があるので、集中して見ていないとついていけない」との声があがるなど、興奮状態だ。
「ドラマ当初は、野崎のキャラが立っていて、主人公・乃木の人物像が弱い感じがしましたが、このどんでん返しに驚いた視聴者は多かったようです」(テレビ誌ライター)
目まぐるしく展開していく物語と、キャッチコピーそのままに「敵か味方か、味方か敵か」と、次々と明らかになる登場人物たちの「別の顔」に、視聴者は釘付けになっているようだ。