太田光、日大アメフト部薬物問題で持論展開も「大学は生活指導機関ではない」の声

“教育機関”が果たすべき役割について、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が持論を述べた。日本大学アメリカンフットボール部員が覚醒剤所持と大麻所持の容疑で逮捕された件で、8月13日放送の「サンデージャポン」(TBS系)が特集している。

 日大アメフト部では、7月6日、部員寮から茶葉のカスのようなものが付着した袋などが見つかり、すでに3年生の部員が所持の疑いで逮捕。しかし、日大が警視庁にそれを報告したのは18日。発見から通報まで“空白の12日間”があったことで、大学側の隠ぺい疑惑まで浮上する事態となっているが、自身も日大芸術学部OBである太田は「まず学生に話を聞いてやるのが第一であって。国家権力が入る前に、まず大学が(所持疑惑のある)学生に対して、いろいろこの処分をどうするかっていうのを」と、通報前に大学側と生徒の間で話し合いの時間がもうけられたのではないかと指摘した。

 また、「国家に反することになるかもしれないけど、大学が学生を守るっていうのはあってしかるべきだと思うし。それは日大じゃなくても。刑事事件の場合もそうだと思いますよ」と話すと、「薬物が出た、すぐに警察に突き出せというのは、それじゃあ大学の意味がないじゃんと、僕なんかは思っちゃう」と述べている。

 一方、番組にゲスト出演したジャーナリスト・石渡嶺司氏は、大学が最も優先して守るべきは不祥事やトラブルとは無関係の「真面目に勉強している学生、あるいは真面目にスポーツに取り組んでいる学生」だと主張。2018年に起きた日大アメフト部の反則タックル問題に続き、今回の件で「『また日大。薬物事件のね』と言われてしまう。そうなる前に、警察に連絡をして早期の解決をはかるべきだった」と語っていた。

「日大の澤田康広副学長は、発見から通報までの“タイムラグ”について、大学が捜査機関ではなく教育機関であることを強調した上で「(もしも違法薬物であれば)学生にきちんと反省をさせて自首をさせたいというふうに考えていました』と釈明。太田と同様、発見後にすぐに警察へ突き出すのは、教育機関として躊躇してしまったという考えなのでしょうが、これにネットからは『薬物を所持、使用してはならないと教育するのは大学の教育範囲ではない』『大学はあくまで高等教育の場で、生活を指導するような機関じゃない』『明らかな犯罪の場合は関係なく通報すべき』などと反論が殺到。もはや大学の教育で何とかなる問題を超越していると考える人が多かったですね」(テレビ誌ライター)

 石渡氏の指摘するように、真面目に学生生活を送っている日大生へのケアを慎重に進めるべきなのかもしれない。

(木村慎吾)

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