「日々時間やすべきことに追われて、じっくり我が子に向き合えていない。ほんの少しの時間でも、一緒に過ごせるチャンスを生かしてたくさんのコミュニケーションを取りたいけど、どうしたら……」と悩んだら、次のような方法で子どもと同じ時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
■お互いに経験のない趣味に挑戦する
「やってみたい」と思っていながらできていないことで共通のアクティビティがあれば、それに一緒に取り組んでみるとよいでしょう。お互いに未知で未経験の分野を選ぶことで、教えたり教わったりする関係ではなく一緒に学びながら試行錯誤することができ、普段の家族としての関係性とは少し違う景色の中でフランクにコミュニケーションを取ることができますよ。
■アナログゲームで遊ぶ
いつもとは一味違う方法でゲームを楽しみたい場合にオススメなのが、ボードゲームなどのアナログゲームです。我が家版の人生ゲームを作るなど、遊びを丸ごと手作りして楽しむのもよいですね。ゲームのルールに縛られ過ぎずに子どもとのコミュニケーションを通して遊びの内容や幅を調整しやすく、一緒に作りあげる楽しさを共有しやすいですよ。
■悩みを打ち明け合う
一方的に意見を伝えたり、「悩みを話してごらん」と伝えたりするのではうまくいかないことが多いもの。そんなときにお互いに弱い部分を見せ合って、意見を求め合える関係性を築けると、コミュニケーションが深まりやすくなります。とはいえ、深刻な悩みを持ち出すと気軽なコミュニケーションを取りにくいため、「最近あった失敗談」などを伝え合い、共感したりアドバイスをし合ったりしてはいかがでしょうか。
家族の関係性やお互いの性格によって、楽しめる方法や心を開きたくなるテーマは異なりますから、趣味や得意分野、あまり精通していない分野などに目を向け、前向きに取り組めそうなことを選ぶとよいでしょう。お互いに新しい発見をしたり絆を深めたりするするきっかけづくりとして、ぜひ挑戦してみてくださいね。
(Nao Kiyota)