徐々に浸透してきた「ふるさと納税」。でも、ふるさと納税がお歳暮にも使えるって知ってましたか?
毎年欠かさずお歳暮を贈るという人は最新調査で32.2%と全体の約3分の1。女性は男性に比べて贈り物に対しての意識が高く、年齢が上がるほど義理堅くなる傾向があるようです。これからお歳暮に限らず、お年賀、寒中見舞いなど、年末年始は贈り物とは切り離せない季節というのもまた事実。しかも「贈答品は人によって変える」(45.8%)、「自分がもらいたいものを贈りたい」(49.7%)など、約半数がその中身にはこだわりたいという気持ちがあるように、忙しい時期には意外と大変な“仕事”となりがちですよね。そんななか、お歳暮を送る方法として真っ先に思い浮かぶのは「百貨店から直送」、次いで「ネットや通販」「郵便局」。ところが近年、これらに迫る勢いで「ふるさと納税」によるお歳暮に人気が集まっているんです。
「『ふるさと納税』は名称こそ“納税”ですが、言わば自分の故郷や、応援したい自治体への寄付と同じ。寄付した金額の一部が控除の対象となることで節税対策にもなり、なんといってもお礼として特産品などのお返しがもらえることが人気の秘密。じつはその“お礼”をお歳暮などの贈り物にも使える自治体が急増中です」(自治体関係者)
地元でしか手に入らない高級和牛や魚介類といった食材はもちろん、自治体によっては若手町長と会食する観光ツアーや、サッカー観戦チケット、ダイビング体験など、さまざまな趣向を凝らした「贈答品」がいっぱい。デパートを歩き回らなくても、「中身こだわり派」が楽しんでお歳暮を選べる個性発揮の場としても大好評。
気になった人は最近CMでよく見る「さとふる」というサイトで、ぜひ各自治体の“特産品”をぜひチェックしてみてください。その華やかさにきっと目移りするはずですよ。それに現金やカードでの買い物ではなく、税金のお返しで親しい人への贈り物ができるなんて、ちょっとお得だと思いませんか?
出典:【博報堂生活総合研究所「生活定点」調査】 http://seikatsusoken.jp/teiten/answer/1009.html