不倫や略奪愛って、世間的にはよくないことですよね。でも、分かっているのに繰り返してしまう女性は多いです。行動にはワケがあります。“いけない恋”をしてしまう女性が持つ共通点をみていきましょう。
■“毒親”に育てられた
厳しいというのを通り越して、子どもをまるで自分の所有物のように扱う親は少なくありません。自分の思い通りにいかないと「お前はダメな子」「なんでこんなこともできないんだ」と文句ばかりいい、子どものほうは「自分にはいいところは何もない」「誰にも愛される資格はない」と思ってしまうことも。
そう。こういうケースでは、最初から幸せになれるなんて思うことができないので、無意識のうちに成就しにくい恋愛にばかり走るようになるのです。それくらい、ずっと一緒にいる両親の影響は大きいものなのです。
■自分に自信がなく、自分の存在価値を確かめたい
小さいときから得意なことがなく、競争に勝った経験がないタイプの人は、自信を持てない大人になります。だけど、心のどこかでは「人に誇れる何かが欲しい」という思いが人一倍強く、そんな思いは恋愛にも出てしまうのです。
不倫や略奪愛というのは、“誰かが所有している男性を振り向かせる”こと。それができたときに、達成感を味わうことができるのがうれしいのです。だけど、振り向かせてしばらく経つと結局はその人の本命にはなれない自分に気付き、それが嫌でまた不倫や略奪を繰り返すのです。
■人に心を開くのが苦手な寂しがりや
不倫ばかりしてしまう人は、不安を抱えた寂しがりやが多いです。でも、心を開くのが苦手なので、自分が本当に望むことを好きな人に伝えることも苦手。逆に、言われたことには素直に従いがちです。結果、誘ってくれて、話を聞いてくれて、寂しさを紛らわせてくれる相手と付き合ってしまうのです。
一般的に、独身男性より既婚男性のほうが言葉巧みです。なぜなら、独身ではないので女性がなかなか自分になびかない分、甘い言葉をかけながらなんとか女性を口説こうとするからです。寂しい女性の心には、そんな男性の甘い言葉がほどよく響くのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。