大人の冠婚葬祭マナー、あなたはどのくらい知っていますか? とくに、回数の少ない行事や慣習になると、実際に自分が行う必要が出てきたときに焦ってしまいがちですよね。「内祝い」もそのひとつです。そこで、内祝いのマナーを紹介していきましょう。
■内祝いとは?
そもそも、内祝いとはどんなお祝いごとなのでしょうか? 内祝いの“内”は“身内”という意味。つまり、「身内のお祝い」を意味します。我が家でおめでたいことがあったときに、親戚や近所の人、お世話になった人などに贈り物をして、その喜びをおすそ分けする意味合いがあります。内祝いのタイミングとしては、結婚、出産、子どもの初節句、新築、快気、子どもの入学・入園などがあります。
■「出産内祝い」のマナー
内祝いにはマナーがあるので、ぜひ押さえておきましょう。今回は、「出産内祝い」を贈るときに知っておきたいマナーです。
内祝いでは、ものを贈るのが慣習になっています。出産したら、通常は出産祝いを周りの人や知人たちから受け取ることになりますが、こちらから出産内祝いを送ることもあります。注意したいのは、出産祝いでいただいたものの金額より高額のものを贈らないということです。いただいたものの金額が分からなければ、相場を調べてそれより安価なものを選びましょう。
贈り物には、熨斗(のし)に「内祝」と書き、水引は蝶結びを使います。お祝いごとは何度繰り返してもよいため、結び目がほどけてしまってもまた結び直せるという意味の蝶結びです。また、紅白のものを選びます。熨斗の下には、生まれた赤ちゃんの名前をふりがな付きで記載します。
他に、結婚や快気など、内祝いのタイミングが訪れることがあるかもしれません。ぜひマナーは押さえておいてくださいね。