さる10月4日に放送されたバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、「今や売れっ子となった芸人達の意外で初々しい初登場シーンを一挙プレイバック」と題し、カズレーザー、EXIT、霜降り明星ら、売れっ子芸人たちの番組初登場シーンを振り返る総集編を放送。その中の1人としてピン芸人のみなみかわの初登場シーンもクローズアップされているが、当時からクズっぷりを全開にしていたことがお笑いファンの間で話題になっているようだ。
みなみかわは2017年に同番組に初出演しているが、大勢の若手芸人の中の1人としての出演で、特段目立つことはなかった。19年放送回で2度目の出演を果たした際には、ピンでドッキリのターゲットにかけられたため、これが実質の初登場ということで、このシーンを番組では振り返った。
―みなみかわが仕掛けられたドッキリの内容は「ソフトクリーム買った直後に説教食らったら食べるわけにいかず溶けて無くなっちゃう説」。当時、自身と同じ松竹芸能に所属していた先輩芸人のTKO・木本武弘が仕掛け人となり、みなみかわに説教を食らわせている。
ニセ番組の休憩時間に2人はソフトクリームを購入し、食べ始めるが、木本は食べ始めて早々にマネージャーに自分のソフトクリームを渡し、みなみかわに説教をスタート。その日の気温は34度。みなみかわの持つソフトクリームはどんどん溶けていくが、事務所の先輩から説教を受けている最中だけに、みなみかわはソフトクリームを食べることができず…。
説教開始から10分が経過すると、ソフトクリームは完全に溶け、みなみかわの手は見るからにベトベトの状態に。そのため、木本が一時、その場から離れ、みなみかわを一人の状態に。すると、みなみかわは「チッ」とわかりやすく舌打ちし、「クッソ…うぜえなあ」と本音を吐露。スタジオで見ていた浜田雅功は「それあかんで!」と指摘していたものだ。
「先輩にも容赦なく悪口を浴びせる芸風でブレイクしたみなみかわですから、懐かしの初出演時の映像にも視聴者からは『初登場から相変わらずだな』『みなみかわがクズ過ぎて安心した』という安堵するような声が出ていますね。そんなみなみかわといえば、22年10月放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)では、松竹芸能の後輩のキンタロー。にもクズぶりを発揮してたことを彼女が暴露。若手時代のエピソードとして、キンタロー。が事務所が運営する劇場でネタを披露している時、後ろのカーテンのあたりにいたみなみかわが『スベろ、スベろ』と、ガチのトーンで言ってきたそうです。当時、キンタロー。は、まだ芸歴8カ月の新人だったそうで、先輩の大人げない言動にドン引きしてしまったとのこと」(エンタメ誌ライター)
やはり松竹芸能のお笑いコンビ・なすなかにしも、千原兄弟・千原ジュニアのYouTubeチャンネルが6月にアップした動画に出演した際、松竹芸能の芸人たちの関係性について「全然アットホームじゃないですよ。先輩とほとんどつながりないです。仲悪いですよ」と、所属する芸人同士の仲が良くないことをぶっちゃけている。
そんな環境の事務所だからこそ、みなみかわの「悪口芸」が存分に光るのかもしれない。
(本多ヒロシ)