明石家さんまの“軽率な発言”が止まらない。10月21日、パーソナリティを務めるMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、先週放送回での「おっちょこちょい」なコメントを謝罪するも、またしてもよけいな一言があったとして物議を醸している。
さんまは14日の同番組内で、今月4日に当て逃げ事故を起こして活動自粛中のフジモンことFUJIWARA・藤本敏史から電話を受けたと明かし、「本人から言うとね、『もうパニックになっている状態』なんやって」「いざその時(他の車にぶつけた時)になると、『自分の気持ちが弱かった』って、『いろいろと迷惑かけます』っていう謝りの連絡をいただいた」などと藤本の言葉を紹介していた。
これを聞く限り、“運転中の藤本は他の車との接触に気付いていたが、パニックになって、思わずその場を離れてしまった”とも解釈されかねないが、さんまによると「説明不足による誤解」だという。
21日、さんまは冒頭から「お伝えしなきゃいけない」ことがあると切り出し、藤本の「パニック」は活動自粛で多くの出演番組に迷惑をかけることに対する「パニック」だったと説明。これをさんま自身が勝手に事故時の心境だと思い込んでしてしまい、14日のようなコメントになったのだという。
さんまは「フジモンも悪いし、説明不足。オレも取り違えて、おっちょこちょい。会話してる中でズレが出たんですよ」とし、「フジモンをフォローせなアカンということで、気が焦ったのか、本当みなさん許していただきたい」と反省していた。
「藤本が、他の車との接触に気付きながらその場を去ったのか、それとも、一切気付かずに現場を離れてしまったのかは、大きな違いがあります。そのようなセンシティブな事柄を、誤解を招きかねない説明で終えてしまった藤本にも原因はありますが、何よりの問題は、ラジオ放送内で軽々しく紹介してしまった点でしょう。しかも、本人不在の状況下での言及であり、細かなニュアンスの違いもその場では訂正ができず、さんまが抜粋した藤本の言葉が一人歩きして全国に伝わってしまいます。加えて、さんまは藤本への謝罪後、本人から『もういいですわ…これで1本ネタができて…』との返答があったとも明かしました。このやり取りについても世間からは、『これもまた藤本が叩かれる方向で解釈されるのでは?』『“ネタができた”はダメでしょう。当て逃げは明確な犯罪です』『誤解を生むよけいな発言』などと波紋を広げています」(テレビ誌ライター)
そもそも、藤本が10月21日時点でも謝罪会見を実施できないのは、警察の事故調査が影響しているともされている。もしそうなら、さんまがラジオ内で内幕をペラペラと話すこと自体が問題では?
(木村慎吾)