11月6日から、フジテレビが平日昼帯枠をリニューアルした。その内容が、ドラマファンの間で物議を醸している。
「フジといえば長年、お昼過ぎの枠でテレビドラマの再放送を行っており、この春からは1時間から2時間枠へと放送を拡大していました。また、9月には、嵐・二宮和也主演『フリーター、家を買う。』と、上野樹里主演『のだめカンタービレ』の人気ドラマ2本立てを放送し、再放送ながらSNSやネット掲示板が感想で大盛り上がりに。しかしその後、同枠では連ドラでなく『山村美紗サスペンス』など2時間ドラマを連日放送。そして11月からは、大幅なリニューアルが行われ、2時間丸々“韓国ドラマ枠”へと変更されたのです」(テレビ誌記者)
フジでは11月から「大人気アジアドラマ一挙放送!」と題し、韓国ドラマ「夫婦の世界」と「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」を平日2本立てで放送している。
しかし、長年日本のドラマを楽しんできた視聴者からは「え、フジテレビ、マジか。毎日2時間も韓国ドラマとかやめてよ」「自局のドラマで素晴らしい作品がたくさんあるのに…」「もう『午後のロードショー』(テレビ東京系)か、テレ朝の再放送ドラマを見るしかないのか。日本作品に戻してほしい」などと猛反発する声が多数あがることに。
また、一部では過去の大騒動を危惧する声もあがっているという。
「フジは2010年から2012年にも、平日午後の枠で韓国ドラマを3時間ほど放送していました。当時、その状況に元俳優・高岡蒼甫は、自身の旧ツイッターで『日本だからねここ 日本の番組をやって欲しいわな』『ここはどこの国だよって感じ 気持ち悪い!』などとフジを痛烈批判。彼の発言をキッカケにフジへの抗議デモが起こるなど、大騒動に発展しました。それだけに、フジが韓国ドラマ枠を復活させたことに関して、ネットでは『またデモが起こるのでは』などと心配する声もあがっています」(前出・テレビ誌記者)
とはいえ、韓国ドラマは一部女性から熱狂的な支持を得ており、在宅率の高い主婦層の視聴を狙った編成なのかもしれない。はたして、フジは韓国ドラマ枠をこのまま定着させることができるだろうか。