“心のつぶやき”は、気分やその後の行動を左右する重要な要素のひとつです。前向きな言葉をつぶやくか嘆きの言葉をつぶやくかで、その先の未来が大きく変わることもあります。そのため、不安を払しょくして盛り返したいと思ったら、前向きな言葉を選ぶのが吉。次のような言葉を心でつぶやくのがオススメですよ。
■「不安は自然な感情……」
「不安になってはいけない」と思えば思うほど、そんな自分をマイナスに評価してしまいがちです。不安は自然な感情で、「不安になることは当たり前のことだ」と思うところからスタートしましょう。不安になったときにどう調整していくか、どのように前向きになろうかと未来に意識を向けて改善策を考えるようにすることで、不安自体を気にし過ぎずに、冷静にものごとに向き合いやすくなりますよ。
■「これは強くなるための試練……」
厳しい現実が突き付けられる瞬間は誰にでも訪れるものです。ピンチのときこそ冷静でいるために、「成長のための試練だ」と受け止めましょう。目の前の課題を乗り越えたとき、「一回りも二回りも強くなってよりよい自分になれる」と思うと、いまの不安を逃げずに向き合うべきものとして捉えやすくなります。
■「ひとつずつ、ていねいに……」
あれもこれも解決しなければならず、「もうどうしたらいいか分からない……」と不安の大きさに押しつぶされそうになったら、目の前の1つから順にクリアしていくイメージで、いますぐ取り組める小さなものに意識を向けましょう。たとえ大きな問題だとしても、小さな一歩を確実に進めていくことで着実に改善に向かっていきますよ。
涙を流すことで悲しさが倍増するように、冷静に前向きに捉えることで大きな問題もシンプルになっていきます。自分の感情を押し殺すのではなく、受け入れて向き合う姿勢に整えられる言葉をつぶやくことで、自分に勇気を与えてくださいね。
(Nao Kiyota)