11月12日、「NHK紅白歌合戦」紅組司会が女優の有村架純、白組司会が嵐の相葉雅紀に決定したと発表された。有村は来春からのNHK朝ドラ「ひよっこ」のヒロインを演じるが、放映前のヒロインが司会者に選ばれるのは異例のことだ。
ここ数年、紅組司会は高視聴率を記録したドラマのヒロインが選ばれることが多かった。そのため、9月に終了した朝ドラ「とと姉ちゃん」主演の高畑充希が選ばれなかったことに対し、ネット上では「なんで充希ちゃんじゃないの?」「終わった朝ドラよりも来季の番宣なの?」といった疑問の声もあがっている。
「『とと姉ちゃん』は高視聴率を獲得しましたし、高畑さんは8月にNHK『思い出のメロディー』の司会もこなしています。ミュージカル女優出身で歌唱力もあり、もし同ドラマの主題歌を歌った宇多田ヒカルが出ればかなり盛り上がったはず。紅組は高畑さんで決定だと思っていたので驚きました」(女性誌記者)
「とと姉ちゃん」は視聴率はよかったものの、雑な脚本に批判も多かった。
「もちろん熱心なファンはいたし、ドラマの終了を惜しんだ声もありました。高畑さんは脚本や演出の通りに懸命に演じたと思います。しかしヒロイン像にあまり魅力がなかったことで“アンチ”も生んでしまった。『とと姉ちゃん』のイメージから脱皮するためにも、高畑サイドも司会をそれほど望まなかったのかもしれません」(前出・女性誌記者)
CMに映画にミュージカルにと引っ張りだこの高畑。紅白の司会をしなくても、輝くステージはいくらでもあるようだ。
(笠原和美)