「いつもより早く寝て睡眠時間を確保したのに、頭がボーッとしてしまう……」「体は元気なのに、なんだか調子が出ない……」と悩んでいませんか?
実は、心身の疲労を回復させるのは睡眠だけではありません。効果的に休憩を取ることも大切なのです。心と体を解放してリフレッシュするために、次のような休憩法を取り入れてはいかがでしょうか。
■動的な休憩を取り入れる
運動不足は体液循環の滞りや代謝の低下を招きやすいため、スムーズな疲労回復を妨げる要因にもなります。運動することで心地よい疲労を感じて寝付きがよくなることもありますから、なかなか疲れが取れないと感じたら軽く体を動かしてみるのもよいでしょう。凝りやむくみで体が重たいときには、全身のストレッチやマッサージも効果的ですよ。
■心を解放する時間を作る
仕事のことばかりを考えるのに疲れたら、仕事のことを一切考えない時間を作る。家事や子育てのことで悩まされ続けていたら、一度心から切り離して別のことに意識を向けてみる。このように、疲れの原因から心を解放する時間を意識的に設けましょう。いったん悩みごとから外してみることで、客観的にみつめられるようになったりリフレッシュして前向きになれたりしますよ。
■1人の時間を作る
気付かぬうちに、家族や友人、職場の人たちとの人間関係に疲れている……ということってよくありますが、ひとりカフェやひとりカラオケ、ひとり映画鑑賞など、誰ともコミュニケーションを取らずに過ごす時間にこそパワーチャージができるケースがあるんです。心身を休めるだけでは調子が戻らないなと感じたら、ぜひ取り入れてみてくださいね。
寝ても寝ても取れない疲れには、別のアプローチが必要です。食事や運動、睡眠習慣を見直して健康的な生活に整えつつ、心にもアプローチして心身を整えましょう。心も体も労わっているのに不調が続く場合は、医療機関への相談も選択肢に入れてくださいね。
(Nao Kiyota)