「今日、お祭りでもあるの?」。田舎から上京して駅に降り立った瞬間、このように思うことはよくあることです。東京で暮らしている人にとっては当たり前のことでも、地方から上京してきた人にとっては“尋常ではない”ことも多々あるようです。
コロナ禍も落ち着き、久し振りに地方の実家に帰省している人も多いことでしょう。そこで、故郷の友人たちとのおしゃべりネタとして、「上京してカルチャーショックを受けたこと」を集めてみましたよ。
■電車の混み具合が半端ない
地方の人が上京して都心の駅に着くと、駅の混雑ぶりだけでなく、満員電車という恐ろしい第2のカルチャーショックを受けることになります。通勤しなければならないある女性があまりの混雑ぶりに先輩に相談したところ、「自転車で2駅分先の駅に行って、そこから電車に乗ることにした」そうです。やっぱり、満員電車には「慣れたくない」ようです。
■電車が来る間隔が短い
都心の駅の電車の時刻表って、びっしり埋まっていますよね。一方、地方では“ぽつぽつ”程度です。そのためか、これも田舎者にとってはカルチャーショックかもしれませんね。「電車がこんな頻繁に、しかも時刻通りに来るってすごい……」と感動してしまうようです。
■今まであたりまえに使っていた言葉が通じない
方言がある地方出身者の場合、「言葉が通じないことに不自由を感じる」ようです。でも、そのカルチャーショックがあるからこそ、そこから異文化コミュニケーションが始まるものです。地方から東京に出た人は「方言を忘れる」ともよくいわれますが、大切な故郷の文化、忘れて欲しくはないですね。
■人の歩くペースが速い
東京人はせかせかしているとよくいわれますが、明らかに地方と比べて歩くペースが速いですね。上京したての人は、「付いていくのはなかなか難しい……」ようです。
■ギャグを言って絡んでくる店員がいない
関西出身の人の中には、「レストランや居酒屋などで、ギャグを言って絡んでくる店員が東京には少ない」ことにカルチャーショックを受けるようです。お笑いが文化となっている関西の人にとって、ある意味、悲しいことかもしれませんね。こうしたことから、「東京もんはすかしてる」と思うのかもしれませんね。
東京人にとっては新しい視点をくれる貴重な体験談といえそうですが、上京を考えている地元の若い人たちにとっては役立つ情報です。うまく、伝えてあげてくださいね。