12月18日に最終回を迎えたドラマ「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系)。1996年に放送された恋愛ドラマの金字塔でもあるドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系)との類似点が取り沙汰された。当時を知る視聴者の間で、「令和版ロンバケ」と呼ばれ、ヒロインの白玉佐弥子を演じた広瀬アリスの山口智子“風味”や、年下恋人役の小笠原拓を演じた道枝俊祐の木村拓哉っぽさも指摘されてきた。しかし、「ロンバケ」にはなかった大きな点として、広瀬の圧倒的なコメディエンヌとしての技量の高さは挙げられるだろう。
広瀬は2017年下半期放送のNHK朝ドラ「わろてんか」で演じたミス・リリコこと芸人の秦野リリコのコメディ演技が高く評価された。広瀬本人も各所で「リリコがダメだったら女優を辞めようと思っていた」と語っているほど、広瀬にとって大切な作品であることは間違いないだろう。しかし6年経った現在、広瀬はコメディエンヌとしての圧倒的なかわいさと愛嬌をさらに身に付け、「わろてんか」の頃よりもさらに同性のハートを射抜いたのだ。
「ドラマの中で広瀬演じる佐弥子は、道枝演じる拓をはじめとする登場人物たちから『素直でかわいい人』だとストレートに称賛されるシーンが繰り返されたのですが、この称賛はそっくりそのまま広瀬に向けられたものと言っても過言ではないでしょう。ドラマの中では大学の同級生たちより10歳年上でも素直でかわいい佐弥子はみんなから受け入れられ、愛され、周囲をハッピーにさせていましたが、その説得力は広瀬本人からあふれ出ていたからこそ。ネット上には『広瀬はこのままコメディエンヌ街道を爆走してほしい』という多くの声があがっていますが、『マイハル』は広瀬のコメディエンヌ性だけでなくかわいさを120%表現できた作品だったと言えるでしょう」(女性誌記者)
広瀬にとって「マイハル」は間違いなく代表作の1つになったと言えるだろう。