第一子の育児に真っ最中のママたちの中には、2人目を育てたいと考える方も多いでしょう。一方で、「1人でも大変なのに2人になったらどうなってしまうのだろう……」と不安になってしまうこともあるようです。そんな不安がありながらも2人目を前向きに検討したい場合は、次のようなことを考えておくと安心ですよ。
■子どもが2人になった場合の負担
1人より2人のほうが経済的にも体力的にも負担は増えますが、2倍大変になるとは限りません。子ども1人では食材をうまく使い切れず余りがちな場合は2人分にしてもあまり出費がかさまないですし、上の子の成長とともに使い回せる育児グッズも増えていきます。兄弟姉妹で一緒に遊べるようになれば、親の負担が軽減することもありますね。このように、工夫や協力次第で負担や経費を削減できることに気付けると、前向きに先を見通せるようになりますよ。
■ママや上の子のサポート体制
2人目出産直後はママのケアも2人目の子どものケアも欠かせませんから、その期間に上の子を十分にサポートできるよう、協力してもらえる体制を整えておくと安心です。家族と相談したり地域の子育てサポートをよく確認しておいたりすることで、家族の協力でまかなえる部分や有料サービスを利用すべきタイミングなどを検討しやすくなります。
■ママ自身のケア方法
忙しい日々の中でも、一息できる時間を確保できるよう計画したりストレッチやマッサージなどのリラクゼーション法を学んだりすることで、ママ自身のストレスや負担を軽減させる手はずを整えておきましょう。「とにかく頑張る」という精神論だけでは、ママの負担ばかりが膨らんでしまいます。1人目の育児での反省を生かしてよりよい状態を作っておくと、安心して2人目を迎えることができますよ。
事前の想定だけで負担や不安をゼロにすることは難しいですが、いざというときの相談・ケア方法を持っておくと育児を楽しみやすくなります。家族が増えれば負担や不安だけでなく、幸せや楽しさも増えるはず。悪い面は対処法を検討し、よい面は楽しみにしながら、前向きに出産計画を考えてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)