2020年と2022年にそれぞれ松竹芸能を退所したお笑いコンビ・TKO(木下隆行、木本武宏)の出戻りが叶わないのはワケがあるという。同じ松竹に身を置く後輩芸人・みなみかわが3月3日放送の「マルコポロリ!」(関西テレビ)で複雑な事情を説明している。
番組では「TKOの未来を考えようSP」と題し、木下による“ペットボトル投げつけ”騒動や、木本の投資トラブルを改めて総ざらい。スタジオには、みなみかわのほか、木下にペットボトルを投げつけられたオジンオズボーン・篠宮暁ら、2人の事情をよく知る後輩芸人が登場した。
TKOが退所後もコントライブに精を出し、充実した活動を展開していることが紹介されると、今回の松竹芸人との共演が実現したことに木下は「松竹さんには感謝しかない」とコメント。
番組MCの東野幸治は、この日の収録前に楽屋でTKOが松竹社員らと楽しそうに話していたと明かし、現在も良好な関係性を築いていることを指摘したが、みなみかわは「まぁ、そうなんですけどねぇ…」と意味深な反応だった。
みなみかわによると「僕らは何だかんだ言いながらも、兄さんですからアレですけど、松竹の上の社員とかはホンマに嫌ってます」とのこと。東野がTKOの将来的な松竹復帰を勧めるも、みなみかわは「いやいや、もう戻れないです。簡単な話、調子に乗ったんでしょうね」とぶっちゃけて、2人の“嫌われっぷり”に言及していた。
「TKOは、木下が後輩へのハラスメントや暴力があったと報じられ、木本も“説教が長い”と不評の“パワハラコンビ”。19年10月放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、松竹の後輩・安田大サーカスの団長が、木下の引っ越し作業を1人でやらされたり、“トイレの大きいほう”をする様子をそばで見させられたといった被害を暴露し、スタジオからドン引きされています。しかも、木下はこれを『自分は面白いと思ってた』といい、『(団長が)イヤがっていたと知ってビックリしてる』ともコメント。そうした事務所内での横柄な振る舞いが積み重なり、芸人だけでなく社員からも敬遠されるようになったのでしょう。ネットでも『TKOは、正直もういいです』『木本はともかく、木下はもういいよ』などと冷めたリアクションが見られました」(テレビ誌ライター)
それにしても、コンビそろって、それぞれが異なる問題を起こして事務所を退所するというケースはかなり珍しく、出戻りが実現する可能性は限りなくゼロに近いのかもしれない。
(木村慎吾)