別れた後に後悔することってありますよね。別れた相手と復縁したいと思う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、復縁したい相手との冷却期間について解説します。「3ヵ月は間を空けた方がよい」とよくいわれますが、これはどうしてなのでしょうか?
■エビングハウスの忘却曲線とは?
ドイツの心理学者であるエビングハウスが発見した、人間の長期記憶に関する考え方に「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
これは、人がどのくらい記憶を保持できるのか、どのくらいで復習すると記憶できるようになるのかを表しています。この理論では、「人は1ヵ月経つとかなりのことを忘れてしまう」ことが分かっています。
■よいことだけが記憶に残る!?
復縁をしたいと思ったら、まずは冷却期間を置くのがよいとされています。これは、相手にあなたとのことを忘れてもらうためなのです。「忘れられちゃ困る!」と思ったかもしれませんが、大丈夫です。
人は時間が経つと、悪い部分だけを忘れてよい部分のみが記憶に残ります。そのため、あなたとの嫌な記憶はだんだんと薄れていき、3ヵ月後くらいにはあなたとの楽しかった思い出だけが残るというわけです。
■3ヵ月後でもすぐに「復縁して!」とは言わない
3ヵ月の冷却期間を置いた後は、すぐにでも元カレに直接復縁をお願いしたくなるかもしれません。ですが、ここでは焦りは禁物です。3ヵ月経ってからは、久しぶりに思い出した体(てい)を装って、友だちのように話しかけるところからスタートしてください。
すぐにグイグイと迫ってしまうと、相手は警戒心を抱いてしまいます。一度終わった恋を復活させるためには、友だちからスタートして時間をかける必要があるのです。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。