モノは増えていく一方で、「片付けなさい」と言っても何も変わらない……。そんな日々では、子ども部屋がスッキリ片付く未来を想像しにくいものです。日頃からスッキリ分かりやすい空間に調整していけるようにするためには、次のようなサポートで片付けを習慣化するのがオススメです。
■“捨て活”を取り入れる
新しいおもちゃをひとつ買ったら、いま部屋にあるおもちゃをひとつ捨てる。たくさんモノがあり過ぎて困っている場合は、何を減らすべきかを自分自身で考える。そんな経験が日常的にできると、室内のモノの量を自分で調整できるようになります。「増やすには減らすことが必要だ」ということが当たり前の認識になるように、日頃から経験・選択させてあげることが重要です。
■分類や仕切りの設置をさせる
どこにどんなものを収納するか、引き出しなどの中の仕切りはどのくらいの大きさをどのくらい設置するかなど、部屋をスッキリさせるためのアクションを子ども自身に行わせてあげましょう。最初はめちゃくちゃでもOK。だんだんと生活の動線に合うように、自分が把握しやすいように、整えられるようになっていくでしょう。
■ラベリングを習慣化する
どの引き出しにはどんなものを収納するのか、ラベルを作成・貼り付ける経験を豊富にさせてあげましょう。「使いにくければいつでも変更OK」と柔軟に対応してあげると、子どもが自ら希望や状況に応じて選択できるようになっていきます。
散らかってもそのままにしておけば気付かぬうちにキレイに片付いているという状況では、学びや変化が起こりにくいもの。子どもが自分ごととして行動できるようなサポートで、片付け力を磨かせてあげましょう。
(Nao Kiyota)