温厚な印象の大御所タレント・タモリが、若き日の中山秀征に酷評を放ったという。中山が強いショックを受けていたと衝撃のエピソードを振り返ったのは、お笑いタレントの関根勤だ。
自身のYouTubeチャンネル「関根勤チャンネル」のさる、4月27日投稿回。元フジテレビアナウンサーの阿部知代氏とのトークの中で、関根がこう明かした。
「ヒデちゃん(中山)がスゴい売れてる時。タモリさんが司会してて、ひな壇に(タレントが)いっぱいいたんです。そうしたらヒデちゃんが『○○でね、ねっ、タモリさん』って言ってたら、(タモリが)『お前さ、なんで売れてるんだよ。わかんねぇよ、お前が売れてる理由が』。そうしたらヒデちゃんが『タモリさん、そんなこと言わないでくださいよ…』って。タモさん言うな~って思って」
中山といえば、1985年、松野大介(現在は小説家)とコンビ「ABブラザーズ」を結成。ラジオ番組「ABブラザーズのオールナイトニッポン」(85‐87年、ニッポン放送)では若い女性を中心に人気を集め、鈴木保奈美と織田裕二が共演したドラマ「東京ラブストーリー」(91年、フジテレビ系)で、東京に赴任してきた織田演じる永尾完治のお調子者の先輩役を演じた。
「どこかチャラチャラしたキャラクターが持ち味でもあったわけですが、92年に『ABブラザーズ』が解散。その年に始まったバラエティ番組『DAISUKI!』(日本テレビ系)で松本明子、飯島直子との軽妙なトークが評判となり、95年放送開始の音楽番組『THE夜のヒッパレ』(日テレ系)などでの司会者としての地位を確立。『シューイチ』(日テレ系)は2011年以来、現在にいたるまで、実に13年もの長きに渡り総合司会を務めています。中山が何の番組でタモリに酷評されていたのかは、動画ではわかりませんでしたが、スゴイ売れている時といえば、90年代後半のころではないでしょうか」(芸能記者)
ただ、関根の動画に話を戻せば、あるテレビ番組で中山と共演した時のこと。「ヒデちゃんと絡むと気持ちいいのよ。スゴい気持ち良くさせてくれるの。あ、この人、これでやっぱり売れてるんだと思った」と中山の気配りを関根は絶賛していた。中山がタモリの酷評をある意味、“真理をついたアドバイス”として受け止めたことが、長きにわたっての活躍につながっているのかもしれない。
(所ひで/YouTubeライター)