50万人ものフォロワーを抱えるアカウントが一夜にしてアクセス不可能に…。元陸上選手・為末大氏の公式Xが突如凍結され、ネットではその原因を巡り様々な憶測が飛び交っている。
Xアカウントを開設して10年以上が経過。ほぼ毎日投稿を継続していた為末氏だが、5月21日にはプロフィールページに「アカウントが凍結されています」との表示があり、閲覧ができない状態となった。
この凍結と関連があるかは不明だが、同氏は5月18～20日にかけて、「日本人が最も苦手な多様性は、性別でも国籍でも宗教でもなく、年齢だと思います。年上や年下と友達になれない。年齢によってどうしても態度を変えてしまう。この思い込みから逃れられなければ、少なくとも年齢の多様性は獲得できません。年齢が違う人の気持ちがわからないままです」と、年齢差がある対人関係についての持論を展開。その後の投稿で、「50歳以降で多様性理解のために一番おすすめなのは『20歳以上下の異性の友達を作る』だと思っています」と提案したところ、これが特に若年層からの拒否反応を集める結果となっていた。
「年齢差による壁を解消するための為末氏の進言ですが、なぜか『異性』に限定していること、そもそも“多様性理解のため”に20歳上の人と交流をさせられる側に立った若い層からと思しき困惑の声が続出。『何のメリットもない』『別に理解してくれなくていいっす』とする声や、『“自分が積極的に関わったら喜んでくれるはず”という思い込みこそ、一番多様性から遠いものだと思います』などの反応も出ていました。為末氏の問題のポストは2日ほどで1800万回近いインプレッションに達する大バズりとなるも、“炎上”というよりは、“若者の理解が得られなかった”に近く、これが凍結の直接的な原因になるというのは考えづらいです。最近ではインフルエンサーのXアカウント凍結後も異議申請により数日で復活するケースも散見されることから、あとは本人がそうした手続きを踏むかどうかに関わってくるでしょう」（テレビ誌ライター）
いずれにせよ、為末氏のX以上に炎上を繰り返しているアカウントは多数存在しており、同氏に対する凍結措置が不可解なものであることに変わりはないだろう。
（木村慎吾）
