どんな仕事を選びたいか、これからの人生をどんな活動で充実させていきたいか、「自分らしく人生を切り拓いていきたいけれど、そもそも自分の強みが分からない……」と困っていませんか? 自分を知るには“対話”が不可欠です。次のような方法で、自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
■自己分析の時間をつくる
好きなこと、嫌いなこと、夢中になれること、向いていそうだと気付いたこと、強烈な思い出など、思い付いたものをどんどん書き出し、自身の好きなことや行動の傾向を掴む時間を設けましょう。第三者の判定もとても参考になりますが、譲れない芯の部分は自分にしか分からないこともあります。どんなときに生き生きと行動できるのかを知るために、さまざまな場所や活動に出向いてみるのもオススメです。
■パーソナリティテストを受ける
自分自身に向き合ったうえで客観的な指標や意見を受け取ると、必要な情報を取捨選択しやすく、新しい自分に出合いやすくなります。1つのテストにこだわらずさまざまなものを試してみると、共通する傾向や意外な傾向もみつけやすくなりますよ。自分を勝手に決められてしまうような気持ちになる場合は、納得できる部分や気になった部分だけを受け取るくらいの感覚で取り組んでみるのがよさそうです。
■誰かと話す
上司にフィードバックを受けたり友人とじっくり語り合ったりと、“誰かと話す”ことは自分の思考を整理するのにうってつけです。とくに家族や友人、上司や同僚など、身近で自分のことをよく見てくれている人の感じ方を聞くことで、どんな行動がどんな印象につながっているのかをみつけやすくなります。気付いていなかった得意分野を教えてもらえることもありそうです。
自分のことなのに、気にして考えなければなかなか知ることができないのが、自分というものなのかもしれません。好みや大切にしたいものは変わっていくものですから、トレンドを覗くようなイメージで気軽に、そして定期的に自分と向き合ってみてくださいね。
(Nao Kiyota)