ダイエットといえばさまざまなやり方がありますが、実のところ「何をすればいいのかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。そんなときは、医師が勧める方法を試してみるのも一案です。
今回は、医師の齋藤真理子さんが「2ヵ月で6kg痩せた」という、“MCTオイル”を使ったダイエット法を紹介していきましょう。
■料理にMCTオイルをかけて食べるだけの簡単ダイエット
MCTオイルは、ココナッツなどの種子に含まれる中鎖脂肪酸という成分のみで作られている油です。MCTオイルを摂取し続けると、脂肪燃焼体質になって血糖値を安定させることから、脂肪が減って基礎代謝を上げる効果が期待されるのだとか。
摂取する方法は、MCTオイルを料理にかけて毎日食べるだけ。毎回小さじ1/2から始め、スープやサラダ、パスタはもちろん、ご飯や味噌汁、コーヒーや紅茶、ヨーグルトなどにかけます。1週間くらい続けてとくに体調に問題がなければ、1回の量を小さじ1に増やします。ただし、空腹時の摂取は胃腸に負担がかかることがあるので、何かを少し食べてから摂るのがよいそうです。
■より効率よく成功させるには“かさ増し”による糖質オフがポイント
MCTオイルダイエットを成功させるには、糖質の摂り過ぎを控えることも重要です。でも、糖質を減らすのって大変ですよね。簡単にできればダイエットに悩むこともないのかもしれません。そこで齋藤さんが提案していたのが、日々の食事を上手に“かさ増し”して、満腹感を得ながら楽に糖質オフできる方法です。
例えば、米に木綿豆腐や鶏ひき肉を入れて炊飯する「満腹豆腐ご飯」や「ラク鶏ひき肉ご飯」なら、うまくかさ増ししながら糖質オフができるそうですよ。ここでは、「満腹豆腐ご飯」の作り方を紹介します。
【満腹豆腐ご飯】
〈材料〉
お米1合/木綿豆腐1丁(300g)
〈作り方〉
1.お米を洗い、水(分量外)をメモリ1合分まで入れる
2.大さじ1杯分の水を捨てる
3.木綿豆腐をそのまま炊飯器に入れ、通常通りに炊飯する
4.炊き上がったら、しゃもじで豆腐とお米を混ぜ合わせて出来上がり
これなら量を減らせずに食べられるので、満足感も得られますね。ダイエットも継続しやすそうです。
今回紹介した内容はMCTオイルダイエットの一部です。齋藤真理子さんの著書「『内臓脂肪がなかなか減らない!』という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術」(アスコム刊)には、その他の方法も詳細に書かれているので、気になる人は合わせてチェックしてくださいね。