人気YouTuber・ヒカルが舌戦を繰り広げるお笑いコンビ・霜降り明星のせいやに対し、“トークなら勝てる”と発言した。6月15日に公開されたYouTube動画で、相方・粗品には「スゴいですよ」と絶賛しつつ、せいやには「ちょっと、どうなのかなって」と芸人としての実力に疑いの目を向けているのだ。
ヒカルは、過去に自身の“トーク力の高さ”をアピールしたところ、それをせいやからイジられたことがあった。この日の動画では、カジサックことキングコング・梶原雄太、元放送作家・鈴木おさむ氏と、最近の霜降り明星とのバトルについて触れ、ヒカルは「せいやさんにね、トークがどうとか言われたんです。せいや、トーク面白いかな?と思って。歌のモノマネしてるだけじゃないですか、あれって」とチクリ。
同じ吉本興業の先輩として、カジサックがヒカルの“挑発”を怯えながら聞いている中、ヒカルは「トークってたくさんのジャンルがあるわけですよ。セールストーク、100%勝ってるでしょ、オレが。で、長時間のトークもたぶん勝つでしょ。…ってことを考えたら、トークというものを10分割した時に、たぶん、せいやさんが勝ってるの2個ぐらいでしょ、部門的に言ったら。ボク、結構これ、誰が見てもそう思うんですよ」と、話術を総合的に見た場合にはせいやに“8割”は勝っていると分析した。
一方で、「粗品さんはスゴいですよ。正直、違うっす」と才能を褒めちぎり、「せいやさんは単体で言うと、ちょっとなんか、どうなのかなって。それでよく、あれだけ(自分に対して)言えたなって。心の底から思ってるんすよ」と、せいやからの“トーク力批判”には黙っていられなかったようだ。
「M-1グランプリ王者である霜降り明星・せいやに対し、ヒカルがこれだけトーク力での自身をアピールし続ける背景には、過去に自身の将来像として描いていた芸人というものへの思いが強いのかもしれません。というのも、さる6月12日にゲスト出演した、インパルス・堤下敦のYouTubeチャンネル『堤下食堂』で、ヒカルはYouTubeでの活動を始める前に『芸人を目指すか、YouTuberを目指すか、どっちか迷っていた』時期があったといい、お笑い事務所『グレープカンパニー』の養成所に入学の申請書を送っていたと告白。グレープカンパニーといえば、サンドウィッチマンや永野、カミナリなどが在籍するプロダクションです。ヒカルはピン芸人として応募するも、エントリーの書類を『テキトーに書いた』ことで、グレープカンパニーから返事はなく、『それでYouTubeを始めた』と、振り返っているんです。こうした経緯もあり、ヒカルからすると、テレビで活躍している芸人には自然とライバル意識が強くなり、その1人がせいやだったということではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
ちなみにヒカルがYouTuberとしての活動を開始したのは2013年のこと。同じく13年にコンビを結成した霜降り明星のせいやとはジャンルは違えど“同期”。そんなこともライバル意識に影響を与えていたのかもしれない。
(木村慎吾)