株式投資などによる資産運用がトレンドになっており、多くの人が将来のための資金の準備などを始めています。今は学校の授業で金融教育が取り入れられる時代ですから、大人も金融知識に後れをとっていられません。とくに、金融教育を受けてこなかった大人世代は、自ら積極的に学ぶ必要がありそうです。
金融教育サービスを手がけるChallengerが2024年5月、全国の男女40~69歳のミドルシニア世代1,000名を対象に実施した調査では、49.1%と約半数が資産運用に興味を示していました。とくに興味のある分野の上位は「株式投資」と「投資信託」。一方で、リスクや知識不足が主な不安要素となり、資産運用に踏み出せない人がいることも分かったそうです。
こうした傾向から、今の時代において資産運用にまったく手つかずというのは“時代遅れ”といえそうです。そうならないよう“一歩を踏み出す”ためには、まずは正しい知識を備えることが必要です。そこで今回は、忙しい働く女性や主婦にもオススメの勉強法を紹介していきましょう。
■スマホアプリで学ぶ
手軽に始められるのが、スマホアプリによる勉強です。アプリにはさまざまなジャンルがありますが、株式投資などを学ぶには投資シミュレーションを使って投資や資産運用が学べる「あすかぶ!」「トウシカ」「株たす」などがオススメ。デモトレードなど投資のシミュレーションが体験できるので、イメージが湧きやすいです。
また、これら初心者向け学びのコンテンツの他、経済ニュースや企業情報といった投資の実践に役立つ情報を用意されているアプリもあります。ユーザー同士が集まる勉強会の開催もあるので、参加してみるとよさそうです。
■Webサイト・YouTubeで学ぶ
金融機関が提供しているWebサイト上の専門的な情報の他、各種有識者が発信する資産運用にまつわるYouTube動画も手軽に楽しく勉強できる方法です。
例えば、YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」では、会社を2つ経営し、ファイナンシャルプランナー、証券外務員、生命保険・損害保険募集人など多数の肩書きを持つ鳥海翔さんが、資産運用から保険、社会保障制度まで、お金にまつわる情報を動画で解説しています。
「プロから学ぶ!株式投資の徹底解説シリーズ!」や「プロがわかりやすく解説!新NISA完全版シリーズ!」など、気になる資産運用の情報も満載です。
■資産運用セミナーへ参加して学ぶ
各所で開催されている金融関連のセミナーに参加してみるのもよいでしょう。資産運用セミナーを開催する会社には、「ファイナンシャルアカデミー」「マネイロ」「マネきゃん」などがあります。とくに、マネきゃんは年収600万円以上の会社員や公務員に特化した資産運用方法が学べるので、該当する人は要チェックです。オンラインでのセミナーが開催されることもあるので、忙しい人にはオススメです。
「資産運用なんて自分には縁遠い」「敷居が高い」といったイメージを持つ人は、この機会に、金融に関する勉強から始めてみてはいかがでしょうか。