「今のままではなんとなく嫌。転職した方がいいのか迷うけど、転職すれば解決するかもよく分からない……」と迷っていませんか? そんなときは次のように、転職という選択肢が本当に必要なのかどうかということを整理すると、選びたい道をはっきりさせやすくなりますよ。
■今の仕事での“働きにくさ”を明確にする
どんな部分を改善するために転職を視野に入れたのか、しっかり言葉にしてみましょう。仕事内容なのか、働き方やプライベートとのバランスなのか、人間関係なのか、収入面なのか……。ここが具体的になることが、検討のスタートラインです。
■“実現させたいこと”を明確にする
今の働きにくさを改善できるとしたら、どんなふうにしたいのか、実現可能なものから夢のようなことまで、思うがままに書き出してみましょう。「これだけは譲れない」というものがあれば、優先順位もはっきりさせるのがオススメです。
■“いまの職場で改善できること”を考える
働きにくさと希望をどちらも洗い出したら、「もしも今の職場のままですべてを手に入れるとしたら……」という視点で、どこを改善すればご自身の希望に合うようになるか、本気で考えてみましょう。この部分を“本気”で考えることが大切です。上司に相談したり部署を変えたりして、実現できる部分や自分の言動を変えることで変えられる部分があるはずです。
今の職場で改善できることを考え抜いた末に、「絶対にここでは実現できない」「あそこなら実現できそう」と思えるのならば、転職のタイミングかもしれません。
逆に、ただ働く場所を変えるだけでは何も実現できないかもしれませんから、まずは、何をどう変えたくて今のままで変えられる部分はないのかを洗い出すところから始めるのがオススメです。
(Nao Kiyota)