職場でハラスメントを受けたらどう対処しますか?
ハラスメントという言葉が世間に認知されて久しいですが、それでもまだ多くの人が被害に遭われているようです。実際、「職場での立場からどうすることもできない……」「耐えるしかない……」というケースが多くみられます。そこで今回は、パワハラやセクハラを中心としたハラスメントの体験談と、その対処法をみていきましょう。
■パワハラ体験談
ネット上には、さまざまなパワハラの体験談が投稿されています。掲示板やSNS投稿、Yahoo!知恵袋など、そこかしこで実体験が語られているのです。
例えば、「ミスをしたときにみんなの前で大声で何度も叱られた」という女性がいます。「お客様の前で上司に怒鳴られた」とか。「せめてバックヤードでやって欲しかった……」とその女性は話しています。
このような例は氷山の一角。もっとツラい経験をされている人も多いことでしょう。この女性は怒鳴られたこと自体に疑問を感じてはいないようでしたが、昨今では怒鳴るだけでパワハラ認定されるケースもあります。パワハラを放置してしまうとすべてに悪影響を及ぼしますから、しっかり対処したいものです。
■ハラスメント対処法
厚生労働省のハラスメント対策の情報サイトである『明るい職場応援団』では、「ハラスメントにあったらどうする?」のページで対処法を紹介しています。
これによると、まずはどんなことをされたのか記録し、1人で悩まず、周囲に相談することが重要とされています。そして、会社の窓口や人事担当者に相談。上司に相談できない場合は、人事部や社内相談窓口に相談することが大事なんだとか。
社内には相談できる人がいないという場合には、外部の相談窓口に連絡する手段もあります。全国の労働局・労働基準監督署にある総合労働相談コーナーでは無料で相談を受け付けており、電話でも相談できるそうなので積極的に頼りましょう。
パワハラやセクハラなどのハラスメントを職場で受けたら、見過ごさず、放置せず、しかるべき対処することが重要です。