“日テレの夕方アイドル”といえば、NEWS・小山慶一郎。平日の朝はV6・井ノ原快彦やTOKIO・国分太一、夜は嵐・櫻井翔やKAT-TUN・亀梨和也などが情報番組のキャスターを務めているが、小山は夕方の「news every.」(日本テレビ系)のメインキャスター。
毎日、日テレの入館証と名刺を持って昼過ぎに東京・汐留のスタジオに入るルーティーン。社員から「日テレの社員」として扱われている。
「彼はそもそもサラリーマン志望なんです。旅行代理店に勤めて、ツアーで参加者を喜ばせたいという夢があったそうです」と教えてくれるのは、映像制作会社に勤めるディレクター。
高校1年生でジャニーズ事務所に合格するという遅咲きで、その2年後の2003年にNEWSになっている。翌年、明治大学文学部に進学すると、07年には、卒業生からたった3人だけにしか与えられない“模範卒業生”になっている。
高学歴で学業優秀。この特質を、ジャニー喜多川社長は見逃さなかった。先のディレクターは続ける。
「NEWSで活動しているとき、『YOUはアナウンサーになったほうがいいよ。テレビ局に入って、アナウンサーやんなよ』というニュアンスの言葉をかけられているんです。さらに驚くことに、『就職したほうがいいよ』と、実際に会社を斡旋されたこともあったそうです」
万が一このとき、小山が快諾していたら、どうなっていたのだろう。すでに前例があった「キャスタージャニーズ」ではなく、史上初の「サラリーマンジャニーズ」が生まれていたりして‥‥。
(北村ともこ)