杉野遥亮主演ドラマ「マウンテンドクター」(フジテレビ系)の第3話が、7月22日に放送され、世帯平均視聴率は6.8%。前話の6.6%から0.2ポイントアップした。
同ドラマは、長野県松本市を舞台にした山岳医療ドラマ。今回は、高原にある神社で安産祈願をするため、友人と山に登った妊娠5カ月の松田結衣(畦田ひとみ)が道中で突然倒れ、ヘリで運ばれてくる。検査の結果に問題はなかったが、妊婦ということで、胎児への影響が心配されたため一晩入院して経過観察することに。
ところが、駆けつけた父・倉持健作(おかやまはじめ)は、強引に結衣を退院させようとする。実は結衣は、江森岳人(大森南朋)が1年前に山で起きた落石事故で助けられなかった菜月(舟木幸)の娘で、健作は江森を訴えている遺族だった。
一方、菜月の事故の時に救助されたリハビリ中の少年・飯塚亘(森優理斗)に対し、江森は、事故当時の状況を堅く口を閉ざしていた。それは、事故当時、救命ヘリに乗れるのは2名で、トリアージで救急搬送が必要なのは3人だったことを知った菜月が、自身のトリアージを赤から黒に変えていたことだった。
視聴者からは「山岳治療の厳しさ、過酷な状況下で人の生死を判断しなきゃいけない医師の苦悩を感じた」「自分よりも子どもを優先させた奥さん(菜月) と自分のせいだと苦しむ子どもを救うために真実を言わなかった医師。どちらもあの子を助けるための優しさ」など、山岳医の苦悩に考えさせられたようだ。
「近年、軽装や弾丸登山など、無計画な登山者の行動がニュースになっています。救助する側は、自身に危険が及ぶことも想定され、まさに命懸けの救助です。このドラマが、安易な登山者に対して、一石を投じることを願いたいですね」(社会部記者)
疑惑の真相が次から次へと明らかになっていく「マウンテンドクター」。次回は、どの事件の真相が明らかになるのか楽しみにしたい。