豪雨による災害が続いていますね。みなさんはこうした事態に備えて、何か対策をしていますか?
もしものときに大切な家族を守るには、自分だけが把握して必要なものを準備しておくだけでは不十分です。次のような取り組みで家族全員の意識を引き上げ、もしものときに連携を強化してより安全な選択ができるようにしましょう。
■子どもに教える
絵本を購入して読み聞かせる、近くの避難所を教えるなど、子どもに把握しておいて欲しいことを洗い出し、子どもが分かるように教えることは親にとっても学びの多い取り組みです。「もしものときに子どもが1人でも正しく行動できるように……」という意識で取り組むと、家族全員の防災意識がグンと高まりますよ。
■定期的に備蓄品のチェック・非常食の試食を行う
防災グッズに触れることも、防災を身近に感じる重要な取り組みです。防災グッズがあっても使い方が分からなければ、使えなかったり後回しになったりしてしまいます。家族全員がどこに何があるかを把握でき、その使い方を説明できる状態を目指してチェック“しておく”のではなく、“みんなでチェックする”体制を作りましょう。
■プチ防災訓練を行う
自宅近くの避難場所に歩いていくだけでも、さまざまな発見があります。どの道を通るのが一番安全かを考えながら歩くことで、危険が多いエリアや状況を把握しましょう。また、もしものときはその安全な道が塞がれてしまう可能性があることを視野に入れておくと、家族の想定の範囲を広げることもできます。
「もしものときが、今日の今だったら……」と想定すると、1日の使い方が変わります。備えにたくさんの時間をかけようとすると億劫になってしまいますから、10~15分ほどでできる範囲にとどめてとにかく実践してみましょう。やってみて分かった足りない部分は次回に生かして定期的に行うようにすると、家族全員の意識がグングン上がっていきますよ。
(Nao Kiyota)