やり遂げたい目標があったとして、やり遂げたらご褒美がもらえるのとやり遂げられなかったら罰が与えられるのと、あなたはどちらが効果的だと思いますか?
■人は得をするより損をしないことを選ぶ!?
例えば、あなたがダイエットをしていたとします。「1週間スイーツを我慢できたら友だちがご飯を奢ってくれる」のと、「1週間スイーツを我慢できず途中で食べてしまったら友だちにご飯を奢らなければならない」のと、どちらの条件の方がスイーツを我慢できるでしょうか?
実はこれ、後者の方が効果的であることが心理学の実験で分かっているのです。人は自分が得をすることよりも、損をしないために努力する方が簡単だということです。
■貯金したければ罰金を決めろ!
これを自分自身との“約束”としてみましょう。例えば、あなたが貯金したいと思っているのなら「無駄なものを買わなかったら1週間に1つだけ自分へのご褒美を買ってよい」とするのではなく、「無駄な物を1つでも買ったら貯金箱に1,000円入れなければならない」としてみるのです。
そうすることで、本当は損をしていない(貯金箱のお金もあなたのものです)のに、罰金を支払いたくないがために我慢できる確率が上がります。
■達成したい目標には期限を決めるのも効果的!
また、人は締め切りがないとなかなか動き出せない生き物でもあります。ですから、やりたいことがあるのなら、その期限もしっかり決めましょう。
こうやって心理学の知識をたくさん使っていくと、成し遂げたいことを無理せず成し遂げることができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。