『業務スーパー』って、ドライマンゴーや冷凍カットマンゴー、シロップ漬けマンゴーなど“マンゴーもの”がいろいろ売っているんですが、原材料がベトナム産、タイ産といったアジア育ちのものがほとんど。
そんな中、冷凍売り場で見かけたのが、ブラジル産の「濃厚フローズンマンゴー」税込み592円。業スーのサイトには「マンゴー65%配合! マンゴーの風味となめらかな食感が楽しめます。凍ったまま食べるのがオススメ! やみつきになる美味しさです。ヨーグルトなど、トッピングとしても!」と書かれています。
「マンゴーが65%として、残りの35%って何?」と思い、パッケージに書かれた原材料名を見ると、マンゴー、フルクトース/糊料(増粘多糖類、CMC)、乳化剤でした。フルクトースはいわゆる果糖、増粘多糖類はいわゆる液体の粘りを高めるもので、CMCはアイスクリームなどで増粘剤または乳化安定剤として使用されるもの。
なので、マンゴー以外のものは、マンゴージュースを冷凍した際にねっとりなめらかな舌触りにするために使われているもののようです。まぁ、マンゴー100%だったら、ジュース凍らせただけの氷塊になっちゃうしね。
冷凍で売っているものなので当然カチカチなんですが、冷蔵庫で数時間、またはレンチン数秒でじわじわ溶かしてから味わうと、まったりなめらか濃厚マンゴーシャーベット! とはいえ、シャリシャリしていないのでマンゴージュースのかき氷とかではなく、アイスクリームやジェラートのような舌触り。「これ、牛乳も豆乳も入ってないの?」と言いたくなるほどなめらかです。
ちなみに、ブラジルのマンゴーは主に「ケント種」というもので、マンゴーの中で最も甘味が濃い上にほどよい酸味もある、甘酸のバランスの取れた品種で、なめらかな舌触りが特徴とのこと。
マンゴーのことはそんなに詳しくないけれど、タイやベトナム、フィリピン産のマンゴーとは確かに違う。マンゴーだけれど、ほんの少しだけ熟れた桃に近いような味わいです。
今シーズン買った冷たいスイーツの中では、香りもいいしナチュラルな甘さだし、ものすごく美味しい! 超個人的ですが、この夏の最強デザートランキング1位状態。フルーツだけれどアイスクリームのようで、スイーツを食べていながら感じる背徳感はかなり低め。暑い外から帰ってきたときや風呂上がりに2~3口味わうと、思わずうっとりしてしまいます。
業スー的にはヨーグルトのトッピングを推しているけれど、大きなスプーンですくってそのまま口の中いっぱいにこの濃厚フローズンマンゴーを味わうのがオススメです。余計なことはせず、そのまま味わうのが最強!
おそらくですが、この濃厚フローズンマンゴーは売られ続けている限り“リピ買い”すると思う。そして、「冷凍庫に余裕があれば複数個買って備蓄しておきたい」くらい美味しい。もしマンゴー好きなら、絶対に買いですよ!
(ロドリゴいしざわ)