最近は、子どもへの“お金の教育”が話題になることってよくありますよね。さまざまな方法があり、実践している人もいるかもしれません。
そんな中、「現金を使わせないとマネーリテラシーが高まりにくい気がするけれど、どこへでも現金を持たせるわけにはいかない……」と悩むことはありませんか?
キャッシュレス決済が普及した現代において「キャッシュだけを……」というのは難しい面もありますよね。でも、次のような工夫をすれば、キャッシュレスでもお金の仕組みを感じながら支払いをすることができるんですよ。
■使う分だけチャージする
ICカードを持たせる場合もQR決済を利用する場合も、クレジット決済やオートチャージを使わずに使う分だけチャージすると、ピッと通せば何でも買える“魔法のカード”のように感じてしまうのを防ぎやすくなります。長期間チャージしなくて済むようにまとまった額を入れるのではなく、残高が不足していないかを常にチェックしたくなる程度の金額を入れると、よりお金の流れを意識しやすくなりますよ。
■残高を確認する習慣をつくる
子どもに「あとどのくらい残っている?」と聞けばすぐに返答があるくらい、子ども自身が残高の推移を把握できているのが理想です。残高を確認する方法を教え、自分でチェックできるようにしてあげましょう。どんなことにお金を使うとどのくらい減るのかを体感することで、サービスや商品の値段感覚も身についていきますよ。
■金融教育アプリで楽しく学ぶ
お小遣い帳をつけられるアプリや預金や投資を体験できるアプリなど、マネーリテラシーを楽しく高めるアプリがたくさんあります。親も内容をチェックできるものを使用すれば、子どものお小遣いの流れを追いながらサポートすることができますよ。
キャッシュレス決済でも、工夫次第でお金を使っている感覚やモノの値段を実感することができます。ICカードやスマホ、アプリなどを上手に活用してお金に向き合い、扱う習慣を作ってあげてくださいね。
(Nao Kiyota)