火野正平さんが11月14日に亡くなっていたことがわかった。75歳だった。火野さんといえば、2011年から出演していたNHK BSプレミアムの旅番組「にっぽん縦断 こころ旅」で自転車に乗っていた姿を思い出す人が多いのではないだろうか。今年4月に同番組サイトは、火野さんの持病の腰痛が悪化したため、「2024春の旅」のロケを中止すると発表。多くのファンから「待ってます」の声があがっていた。
しかし9月には「春から腰痛の治療を行っていた旅人の火野正平さんについて、このたび所属事務所より『骨折したため、引き続きの治療が必要』との連絡をいただきました」との説明があり、現在放送中の「2024秋の旅」は、複数の代役を立てて放送中だ。「スポニチ」によると、9月に腰部の圧迫骨折をしたそうだが、何か原因があって骨折したわけではなく、「いつの間にか骨折」のようなものだと所属事務所から説明を受けたとのこと。この骨折を機に体調を崩したという。火野さんの相棒である自転車のチャリオにまたがる姿を「また見たい」と誰もが思っていたが、叶わぬ夢となってしまった。
最近では映画「ラストマイル」で佐野運送の“1人親方”佐野昭を好演。この作品が遺作となった。噂のあった女性の数はかなり多かったが、誰からも恨まれたり悪口を言われたりすることがなったホンモノのプレイボーイだった火野さん。
空の上に行ってもモテ男ぶりを発揮していてほしい。ご冥福をお祈りいたします。
(森山いま)