意外と汚れの目立つ「壁」。手垢やホコリ、食べこぼしなど、さまざまな汚れがつくことがありますよね。壁を掃除する際にとくに注意したいのが、シミをつけずに汚れを落とすこと。そこで、失敗せずに壁を掃除するためのコツを紹介していきましょう。
■必ず壁の状態を確認する
事前に、掃除する壁の素材や仕上げを確認しておきましょう。ペンキ塗りの壁や壁紙など、素材によっては特別な注意が必要です。とくに、壁紙の場合は水分を使い過ぎないようにすることがポイントです。
■乾拭きとホコリ取り
まずは、乾いた布やマイクロファイバークロスを使って、壁の表面のホコリや蜘蛛の巣などを取り除きます。上から下に向かって掃除することで、落ちたホコリが下の方に集まります。
■洗剤を使ったお掃除
温かい水に中性洗剤を少量加え、スポンジやクロスを浸します。水分を絞ってから、優しく壁を拭きます。力を入れてゴシゴシ擦らないように注意し、やさしく円を描くようにして拭くと、汚れが落ちやすくなります。汚れがひどい部分には、軽く叩くようにして洗剤をつけてあげるとよいでしょう。
■すすぎ・乾燥
洗剤を使った後は、水を使ってすすぎを行います。残った洗剤がシミの原因になりやすいため、しっかりと洗い流しましょう。このときも、スポンジやクロスを軽く絞ってから使用します。最後に、タオルや乾いた布で壁を軽く拭き上げるか、自然乾燥させます。湿った状態が続くとカビなどの原因になることがあるため、しっかりと乾燥させることが大切です。
頑固な汚れは落とすのが大変ですから、壁の汚れは日常的なメンテナンスが重要です。定期的にホコリを払ったり軽く拭いたりすることで汚れが蓄積するのを防ぎ、掃除をラクにして清潔感のある快適な空間を保ちましょう。
(Nao Kiyota)