柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系)の第9話が12月6日に放送され、平均視聴率は6.0%だった。
主人公・小森洸人(柳楽)、その弟で絵画の才能がある自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)。小森家に突然やって来た「ライオン」を名乗る男の子・愁人(佐藤大空)と、その母親で洸人らの義姉・愛生(尾野真千子)。愛生は夫・橘祥吾(向井理)の暴力から逃れるため、愁人を連れて逃亡していた。
しかし、洸人らと隠れていた佐渡島にまで来た、祥吾の手下によって連れ戻されてしまう。祥吾は“離婚を受け入れるから、届を出すまでの数日間、家族として過ごさせてほしい”と懇願。愛生はそれを受け入れる。
だが、いざ離婚届を出す直前になって、祥吾は「離婚をするなら、愁人の親権は渡さない」と言い出す。そして、それを拒む愛生をロープで縛り付け自宅に監禁するのだった。
洸人は、愛生と愁人が心配になり、橘家まで行くのだが、外出しているはずの祥吾に追い返されてしまい…。
この展開に視聴者は「追い返された洸人がみっ君(美路人)の前で初めて泣いて…そんな洸人の肩に手を添えるみっ君の優しさに涙が止まりませんでした」「放送終了後も、涙が止まりません」「登場人物それぞれの優しさが愛おしい。ハッピーエンドであってほしい」など、今話も感動と号泣の回だった。
「始めはほのぼのとしたホームドラマかと思いきや、回を重ねるたびにサスペンス要素が色濃くなってきました。と同時に、祥吾から愛生と愁人を守るために、小森家を取り巻く登場人物それぞれの優しさが伝わってくる。メインキャストの演技力は、毎回高く評価されています」(テレビ誌ライター)
次回、洸人は祥吾から愁人を取り戻すべく行動に出るのだが…。今後の展開からも目が離せない。