お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまが12月19日に生放送された「ラヴィット!」(TBS系)で「不適切な発言」があったとして、番組進行の同局・赤萩歩アナから注意を受ける場面があった。
問題の発言があったのは「ビリビリ逆しりとり」ゲームの最中で、「ん」で終わるワードを答えた人がクリアできるという、通常のしりとりとは逆のルールで行われた。
ゲーム開始前には赤萩アナより「生放送です。放送できない言葉は絶対に言わないようにお願いいたします」との注意喚起があったが、いざスタートすると、“事故”はすぐに起きた。
数人の回答が続き、前の共演者が「ツインテール」と答えると、高比良は「ル」で始まり、「ン」で終わる4文字の“不適切な”ワードを回答。すぐに赤萩アナが「ちょっと待ってください。やめましょう。よくないです」と注意すると、番組MCの麒麟・川島明も席から立ち上がって「いろいろと良くない」「ちょっと不適切な発言がありました。お詫び申し上げます」としてカメラに向かって謝罪。高比良も、何が問題なのかを把握していないような困惑の表情ながら、視聴者に対して小さく頭を下げていた。
「高比良が口にしたのは、ドイツ語で“布切れ”を語源とし、“ホームレス”などを意味する『lumpen(ルンペン)』という言葉で、かつては貧困層への差別用語として使われていました。2018年放送のNHK朝ドラ『まんぷく』では、劇中にこのワードが使われるシーンがあり、視聴者の中には『これが放送禁止の言葉とは知らなかった』とする反応も上がっています。また、このワードが差別用語だとして問題視されていたのは何十年も前のことで、30歳の高比良がそれを認識できていなかったのも無理はないですが、赤萩アナとほぼ同時に反応してゲームを制止した川島に『よく知ってたね』『川島さん、45歳でしょ?ギリギリ知ってる世代なのかな』『赤萩アナはそういう禁止リストを学んでいるだろうけど、川島の反射が早くてスゴい』と指摘する声や、『そもそもしりとりでこのワードをチョイスする高比良は渋いな』『その年齢でよく知ってるね。そこに感心するわ』などの反応がありました」(テレビ誌ライター)
高比良は慶應大学の文学部を中退していることから、古い書籍や文献に触れる機会が多かったのかもしれない。が、それが“放送禁止”だったことまでは把握できていなかったようだ。
(木村慎吾)