プロ意識の高さは結構だが、ホテルからすると大迷惑な行為だろう。歌手・GACKTが12月21日放送の日本テレビ系「with MUSIC」に出演し、特殊な喉ケアについて語っている。
歌手にとって喉は最も重要な商売道具だが、GACKTは「ライブが連続すると、喉がどんどんダメになるんです」といい、ホテルの部屋では加湿器をフル稼働して、高い湿度をキープするという。すると「壁紙がえらいことになるんです。で、ホテルを出禁になるという」と、打ち明けた。
それがどれほどのレベルかといえば、「ドア開けたら(蒸気で)見えない」と説明。しまいには「湿度を上げると温度も上がるんですよ。寝られないじゃないですか。気が付いたら冷蔵庫に頭を突っ込んでいたことがあるんです」と言って笑わせた。
「歌手にとって喉ケアは必須ですが、ミュージカル女優のソニンも、本番が連続した場合は声帯の回復が遅れるため、蒸気吸引機やエステ用加湿器を楽屋に常備、本番以外では一切しゃべらないことを番組で明かしていました。2019年放送のフジテレビ系『アウト×デラックス』で“1年のうち半年しゃべらない女”と紹介され、共演経験のある俳優・小池徹平は『楽屋がミストサウナかな?ってくらい霧がかかっていて、そんなに広い部屋じゃないのにソニンを見つけられない。異常な加湿女です』とGACKTに似たエピソードを暴露されていました。ただ、舞台の楽屋ならまだしも、GACKTの場合はホテルですからね。壁紙にダメージを与えるといった行為は明らかな営業妨害で、視聴者から『ホテルからしたら大迷惑』『武勇伝だとでも思ってるのかね』『一般常識で考えたらどれも出禁になって当然のレベルです』という声が寄せられています」(テレビ誌ライター)
歌手が喉を大切にするように、ホテルにとって客室は大事な商売道具。GACKTとしても、喉を気にするあまり睡眠に支障が出ているのであれば本末転倒だろう。
今後は他のケア方法を模索するしかなさそうだ。
(木村慎吾)