松坂桃李主演の日曜劇場「御上先生」(TBS系)が1月19日にスタートし、初回の平均視聴率は12.2%を記録した。
常に成績トップで受験を突破してきた東大卒の文部科学省の官僚・御上孝(松坂)が、新たに設けられた官僚派遣制度によって、有名私立進学校・隣徳学院への出向が命じられ、官僚教師に。御上は「日本の教育を変えてやろう」という信念のもと、生徒たちと真摯に向き合っていく。
第1話は、放送開始1分ほどで、総合職試験会場の場面となり、受験生同士の刺殺事件が発生する。犯人はすぐに捕まるが、大きなフードで顔は見えない。
この事件が、御上の派遣とどう結びついていくのか、非常に興味深いシーンとなるようだ。
視聴者の感想としては「これまでのような単なる学園ドラマではないように感じます。国が唱える形ばかりの教育改革に一石を投じると共に、学校と文科省が同時に描かれていく点にも注目したい」「学園ドラマと思って見はじめたが、これまでにない感覚のドラマで面白い。今後の展開が楽しみです」「取り敢えずは次を見てみたい、と思うドラマだった」など、まずまずの評価だった。
「生徒と対峙している時のクールな御上は、2005年に放送された『女王の教室』(日本テレビ系)で天海祐希が演じた阿久津真矢を彷彿とさせたようで、SNS上には『女王の教室を思い出す』『御上先生、女王の教室の阿久津先生みたいでワクワク』など、話題になっています。熱血学園ドラマとは一味違う学園ドラマに、ジワジワと引き込まれ、最終回は25.3%の高視聴率だった『女王の教室』。『御上先生』も、視聴者の心を惹きこむドラマの予感がします」(テレビ誌ライター)
ジャーナリストを目指す生徒の神崎拓斗(奥平大兼)が書いたゴシップ記事で、教師の職を失った冴島悠子(常盤貴子)。試験会場での刺殺事件。隣徳学院と文科省、これらには何らかの関係性があるような展開。今後が楽しみなドラマだ。