そろそろ子どもに「家事の経験をさせたいし、お手伝いを当たり前の習慣にしたい」と思っていませんか? とはいえ、最初から子ども1人でやらせてしまうと、待っている大人側もハラハラドキドキ、子どもも失敗を繰り返してやる気が減退してしまうケースもありますから、次のように進めるのがオススメです。
■休日に“みんなで家事をする時間”を作る
「平日の忙しい時間帯に手伝ってもらっても、仕事が増えるばかりでこちらの心が穏やかでいられない……」という場合は、休日に家族全員で家事を分担して進めるのがよいでしょう。ママが教えるのに時間をかけることになっても他の家族が別の家事を進められるので、効率よく完了させることができます。時間に余裕を持たせれば、子どもについて教えることのハードルも下がりますよ。
■みんなで家事をして子どもに家事を見せる
休日にみんなで家事に取り組むもう1つのメリットは、家族全員の家事をしている姿を子どもに見せてあげられること。全員が取り組んでいれば家族として家事を分担して協力することが当たり前になり、自分だけがやらされているように受け取ることはありません。普段は家事をしないお父さんの家事姿を見せてあげられるのも貴重な時間です。
■挑戦させるお手伝いは長期休暇や進級時に切り替える
できるお手伝いが増えてきたら、選んで取り組めるようにしてもいいですし、1つの家事をより上手にできるように続けて実践させるのもよいですね。夏休みや冬休みなどの長期休暇や学年が変わるタイミングで、追加で挑戦させたいお手伝いを検討して増やすと、子どもも取り組む家事の幅が広がり自信をつけやすくなりますよ。
お手伝いをさせる重要性は分かっていても、ママの負担が大きいのも現実。忙しさの中でガミガミ怒ってしまわないよう、心と時間にゆとりをもちながら協力して取り組む意識をつけていきましょう。休日に家中の家事を終わらせることができるようになると、平日の家事で手を抜く部分も作れるため、日々の負担軽減にもオススメです。
(Nao Kiyota)