唐突ですが、みなさん。今、どんな色の口紅を塗っていらっしゃいますか?
仕事に家事に子育てに介護に…と忙しい日々を送っていると、口紅を塗らない生活が平時になってしまって、口紅はお出かけのときだけ塗るものになっているかもしれません。
他方、「大人の女性は、口紅を塗らないとモテない」と聞くことがあります。その理由は必ずしも口紅そのものが原因というわけではありませんし、この場合の「モテ」とは恋愛だけの話ではなく好感度の問題です。
時短美容家である並木まきが、40代以上の女性こそ口紅を塗るべき理由を詳しく解説します。
■口紅を塗らないだけで損をしている大人世代
パーティーなどの華やかな場は別として、日常生活におけるあらゆる場では、口紅を塗っていない女性も目立ちます。
職場や電車の中、スーパーマーケットや道端で、ふと目を向けてみると“すっぴん唇”で過ごしている人の多い実態に驚くかもしれません。
しかし、“大人”と呼ばれる40代以上の世代は、口紅を塗らないだけで損をしている傾向も否めないのです。その理由としては…
〈1〉健康的な印象を与えにくい
唇は、顔の中でも印象を左右する重要なパーツ。血色感や潤いがあるだけで健康的で若々しいイメージになる反面、すっぴんリップだと顔全体がやや疲れて見えたり地味な印象を与えたりしがちです。
〈2〉自分を大切にしていない印象につながる
残念なことに、人は見た目から他者を無意識に評価します。口紅を塗らないだけで「外見に無頓着な人」や「自己表現をあきらめている人」といったイメージを与えやすいほか、恋愛や人間関係では「自分を大事にしている感」が薄れやすい傾向も。
つまるところ40代以上の世代は若い頃よりも顔色が沈み、肌のトーンが暗くなりやすい現実を考慮すると、30代まではすっぴんリップで「親しみやすさ」や「ヘルシーさ」が出せていても、大人になるほど唇の色に頼らざるを得ない現実があるというワケです。
口紅を塗らないことが直接的にモテない原因になるとは言い切れなくても、周囲に与える影響力は確かに大きく、口紅を活用するだけで健康的で洗練された印象を醸し、自分らしい魅力を最大限に引き出せるのであれば、使わないのは「損」と言って過言ではありません。
「あの人、仏頂面で怖い」、「いつも疲れていそうで話しかけにくい」などと噂される大人世代の女性ほど、口紅を塗らない習慣がある実態もまた事実です。
(並木まき)