バレンタインデーに告白をする文化は昭和世代、つまり今の50代以上の人たちにとってはおなじみの光景でしたが、ここへきてその文化にも大きな変化が出ている実態が改めて浮き彫りとなっています。
■バレンタインデーに告白をしても付き合える可能性は数%
結婚相談所事業を展開する「ZWEI」が実施した『「バレンタインデー」に関する意識調査アンケート』によると、40代でバレンタインデーに告白経験がある女性はわずか21.2%、30代では15.5%と少数派です。
しかも40代で「(バレンタインデーの告白後に)交際に発展したことがある」と答えた人はたったの6.1%だったそうです。
この結果を見てみると、もはや「バレンタインデーの告白」そのものが化石化しているだけでなく、バレンタインデーに告白をしたところで、晴れて交際へと進む可能性も極めて低い現実が読み取れます。
女性から告白をする文化は、年代が下がるにつれて一般化していて、いわゆる古風な価値観とされる昭和的な発想が強い人ほど「告白は男性からするべき」にこだわりがち。一方、こういった価値観を有する女性ほど「でも、バレンタインデーだけは女性からの告白が許される日」として、今年のバレンタインデーに意気込みつつ意中の人への告白を計画していたかもしれません。
しかし、実際には告白をする人も少数派なうえに、告白をしたところで恋人になれる可能性が低いとなれば、別の方法を模索したほうが賢い可能性は否めません。
では、どうするか…。
今年のバレンタインデーをきっかけに意中の人との交際を夢見ているアラフォー以上の世代のみなさまにおかれましては、計画をそのまま続行するよりもあえてバレンタインデー以外の日に告白を決行したほうが、いい結果を生む可能性が高いかもしれません。
バレンタインデーの告白はいかにも「昭和っぽい行動」にも映りますから、ここは今の若者世代を参考にしつつ、“機が熟したときに想いを告げる”ほうがよっぽど成功率が上がる可能性が高いかもしれません。
“機が熟す”は言うまでもなく好機を待っての行動となるわけですから、バレンタインデーにこだわらずに「今ならいけそう!」という直感を大切にするほうが恋愛上手への近道になりそうです。
(並木まき)