今年もスギ花粉の季節がやってきました。なんと今年は地域によっては過去10年で1番の飛散量になるほど花粉が多くなる予想です。
花粉症完治となると自力ではなかなか難しいものですが、花粉のアレルギー反応を軽減させることは可能です。
●花粉時期はビタミンをとにかく摂取!
花粉についてはまずアレルギー反応と、起きて炎症が起こっていく2段階で身体にダメージが蓄積されていきます。なので、そもそも反応を起こしにくくすることとダメージのケア両方が必要。ビタミンの中でもビタミンA・ビタミンBは粘膜の修復や保護に役立ちます。ビタミンCは免疫をアップする効果があり、炎症も鎮めてくれます。
●注目はビタミンD!
実はここ数年で非常に注目を浴びているのがビタミンD。学会での医師の論文発表にもビタミンDの発表が増えています。
ビタミンDといえば太陽光をイメージする方も多いと思いますが、まさにです。日本人は紫外線対策をしっかりする人が多いのに加え冬場はもともと日差しも少ないので、世界的に見てもビタミンDの摂取率は低め。ビタミンDは骨を作るのに欠かせないほか、抗菌タンパクを体内や皮膚上に作る働きがあり、免疫を上げてくれます。
また、腸内の粘膜もケアしてくれるので、ビタミンDを摂ることで腸内環境も整いやすくなります。腸内環境の悪化はアレルギーやアトピーの悪化に直結するので、腸内環境改善に取り組んでいる方は乳酸菌以外にもこういったサポート成分も取り入れましょう。
1日15分ほどの日光浴でいいので浴びるとビタミンDが生成できます。食品でいうとキノコ類やまるごと食べる小魚(しらす、いりこなど)も気軽に摂れる食材としてはおすすめ。
サプリメントでも最近はビタミンC+Dとセットになったものが増えてきたので、忙しい方はそういったものを活用してもよいでしょう。
花粉が本格化する前にぜひビタミンD生活、始めてみてください。
(安藤恵美)