昭和アイドル界のレジェンド、田原俊彦(64)が最近、妙にテレビで見かける機会が増えた─。ハツラツとしたトーク、キレのある動き、そして何より、妙にスッキリした“目元”。ネット上では「急に顔が若返った?」「目の下、何かやった?」といった声が相次いでおり、ファンの間でも“ナチュラル若返り説”が密かにささやかれている。しかもプライベートでは、第一子のお孫さんが誕生したばかり。64歳で“じぃじ”となった今もなお、画面越しのツヤ感は進化中─。そんな“トシちゃんの目元”にいったい何が起きたのか? 美容医療のプロである、形成外科専門医の「R.O.clinic(アールオークリニック)」(東京・渋谷区)の呂秀彦院長が、田原自身の施術の有無については断定は避けるしかないが、今の彼のような目元にする秘密を徹底解説してくれた!
●ちょっと痩せて、ちょっとシュッと? でも違和感ゼロじゃない
M子:最近の田原さん、なんだか若返りましたよね。特に目の下。ちょっと前、ちょこちょこテレビに出ていた時は、あれ、疲れてない? と感じていたんだけど、最近は少し “盛れてる”気がするんだけど……。
呂院長:少しお痩せになられましたね。目の下も若干スッキリしたようにも見えます。頬のタルミも少し改善されているようにも見えますね。
M子:“おじいちゃんになったばかり”なんですよ? 孫が生まれた直後にむしろキラキラするって、もう充実しまくりです。でも、目の下の変化って、やっぱり美容医療の力ですか?
呂院長:男性でよく希望されるのは、目の下の脂肪取りや、切開によるたるみ取り、ヒアルロン酸注射などですが、その方の状態で判断します。
M子:“ナチュラルに若返る”っていうのは、けっこう高度なワザですよね。ヒアルロン酸とかレーザー、脱脂法とかハムラ法、いろんな方法がある中で、どれが一番おすすめなんですか?」
呂院長:「その方の状況にもよりますが、軽度の方であればヒアルロン酸でも大丈夫ですが、重度ですとハムラ法によるクマ改善が良いと思います」
M子:「やっぱり“重症”なら、それなりにしっかりした治療が必要なんですね」
呂院長:「先ほどと重複しますが、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、ハムラ法、切開式たるみ切除等の治療になります」
●「アッカンベー」にならないために
X男:でも切る系って、正直怖いですよね。リスクもありそうだし。
呂院長:個人差はありますが、切開式になると1週間後の抜糸、腫れがひいて内出血が取れるまでに3〜4週間くらいになりますね。
M子:地味に時間かかるけど、やる価値はあるってこと?
呂院長:「施術に関しては、デメリットはないですね。たるみが改善されるので。ただし、リスクとして、あまり皮膚を取りすぎると、俗に言う『アッカンベー』をした状態(眼球の黒目の下の白目が露出しすぎる)のリスクがあります。経験値の高い形成外科専門医の医師と良く相談して施術することをおすすめします。
X男:そう言えば、最近手術を失敗した人がSNSとかによく上げてますよね。先生のところには修正依頼の方は多いですか?
呂院長:当院にも他院で手術をした患者さんが多く相談にいらっしゃいます。修正手術には、通常の手術よりもかなり難しくなりますので、経験と専門技術がとても重要になります。
M子:窮地に陥った患者さんを救い上げると言う意味では「サルベージ」と言っていいですね。
呂院長:そう!R.O.のサルベージ術です。
●“じぃじでも目元は現役”は叶えられる?
M子:私たち一般人にも、こういう目元ケアってアリなんですか? 芸能人だけの世界じゃない?
呂院長:そうですね、目の下の相談はかなり多いですし、悩まれている方はやっぱりしっかりした施術を希望される方が多いです。
X男:じゃあ、“じぃじになっても自然にイケてる目元”は、努力と医療の合わせ技ってことですね。
M子:田原さん見てたら、自然なおばあちゃんになるのも悪くないかも…ってちょっと思えてきました。
X男:でもM子は絶対“自然派”じゃ済まないでしょ?
M子:バレた? でも、私は“ナチュラル風”が命だから(笑)
【 連載コンビ・プロフィール】
M子:美容と芸能のライター歴25年。誰もチャレンジしない時代に、女性誌で初めてプチ整形を体験取材した一人。美容整形への風当たりが強い時代から美容術の「今」を追っている。
X男:美容整形業界に長く在籍し、コーディネーターとしてTV・出版業界、芸能事務所、財界にも太いパイプを持つ。