未成年女性と体の関係を持ったとして、昨年8月11日より芸能活動を休止していたお笑いコンビ・ランジャタイの伊藤幸司が4月6日、所属するグレープカンパニーを通して、約8カ月ぶりの復帰を報告している。
公式HPには、「応援してくださっている皆様ならびに関係者の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます」との謝罪の言葉が記され、「自身の行動を深く反省しており、今後信頼回復に向けて努力を重ねながら、活動をさせていただければと思います」「皆様にはこれまでと変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と綴られている。
同騒動をめぐり、伊藤サイドは昨夏、女性側が年齢を偽り、身分証も偽造していたと説明。結果、相手が未成年であることに気付けなかったのだといい、「自分のしたことへのけじめとして活動を休止させていただき、信頼を取り戻すために努めていきたい」との声明を出していた。
「要は、伊藤側としては年齢確認や身分証のチェックなど、しかるべき行動は取っていたわけで、構図としては“ダマされた側”ということになります。同じような例を挙げれば、彼の騒動から約3カ月後、昨年11月に、タレントの鈴木紗理奈が50代の実業家男性との半同棲愛を報じられるも、実はその男性が妻子持ちの既婚者だったことが発覚した騒動があります。鈴木は直撃取材をしてきた記者から真相を知らされ、『ウソだ、ウソだ…』とパニックに。いわく、男性からは過去に離婚歴はあるものの、現在は独身だと説明され、ダマされて交際していたとのこと。後に出演したワイドショーで『知らなかったとはいえ、ご家族を深く苦しませているということは本当に申し訳なく思います。申し訳ありません』と謝罪しました。コメンテーターとして他の芸能人の不倫を厳しく非難してきたこともあって、一部からは“ワキの甘さ”を突っ込まれましたが、大半は『鈴木さんもダマされた被害者じゃん』とする擁護の声で、活動休止もしていません。それだけに、ほとんど同じケースとも考えられるランジャタイ・伊藤も、8カ月に及ぶ謹慎の必要があったのかと同情する人は少なくありません。『身分証も偽造されてたなら見抜きようがないよね』『伊藤もダマされたのに8カ月も本当に休まなきゃいけなかったのかな』などの反応がありました。ただ、伊藤の場合は相手の女性が学生なのか会社員なのかなどがわからず、未成年だったことがわかった経緯なども明らかにされておらず、そのあたりに活動を休止せざるを得ない事情があった可能性があります」(テレビ誌ライター)
コンプライアンスの徹底が叫ばれる芸能界では、“不祥事からの活動休止”はもはやセットとして考えられているかのよう。タレントはこれまで以上に襟を正す必要があるのかもしれない。
(木村慎吾)