女優、熊谷真実が、銀座エルディアクリニック(東京・銀座)の院長・吉野敏明氏を招き、自身のYouTubeチャンネル「熊谷真実のまみちゃんねる」を更新した3月22日付の動画で、“自身の境遇”を嘆いたが、「その要因だけではないのでは?」といった指摘が、ネットライターからされている。
いったい、どんな会話がなされたのか、動画を振り返っておくと、この日の動画に出演した吉野氏は、健康のために四毒(小麦、植物油、乳製品、砂糖)」を抜くことを推奨する立場。「四毒抜き」をアピールするも、例えば「アトピーが治らないのはなぜか?」との疑問を持つ患者が多数来院するそうなのだが、吉野氏いわく、患者の話をよく聞くと、言っていることとやっていることが違うという点を指摘した。一例をこう説明した。
「『外食』がそう(患者が見落としている)なのかな。例えば牛丼を食べているから絶対に砂糖なんかとっていないって言い張る人がいるが、そんなことないわけ。砂糖がたっぷり入ってるし、植物性の油も入っていたりするわけ。“焼き魚しか食べていない”って、スーパーのお惣菜で買っていると油使っているんですよ」
ここから話題は、抜けた歯が戻らないように疾患も一度なってしまうとなかなか以前のような状態には戻らないものだから、日ごろからの健康へのたゆまぬ努力が大事だという話になる。すると、熊谷がしみじみと、こんなふうに先生に問いかける。
「先生、聞いてくれます?私、病気したことないんですよ。大病をしたことないんですよ。でも、ある意味、がんサバイバーのほうが、みんな(が話を)聞いてくれたりとか…いやいや、“私めっちゃ気をつけてるし”って思うし、本当に食に関して全部自分で作って、新幹線で行ったり来たりする時も、全部自分で手作りしてやっているっていう手間を、みんなわからないじゃん。でも、こうやって話しても、病気していないと、なんか説得力ないわけよね…」
つまり、熊谷としては、自分は食については、しっかり努力をしているのに、何も大病をしていないばかりに病気を乗り越えた人よりも、説得力が出ない“矛盾”を嘆いていたようだ。ただし、あるネットライターはこう明かす。
「熊谷が移動の際にもしっかり健康的なお弁当を手作りして食べているという新幹線といえば、2月25日に更新した自身のインスタグラムを巡る騒動を思い出しますね。熊谷は、新幹線内でのメイク動画を投稿していたとして、『週刊女性PRIME』が、その動画が問題視されているという記事を配信しているんです。住まいのある浜松と東京を往復している熊谷にとって時短メイク紹介のつもりだったのでしょうが、『若い人がやっていたらそれを注意する立場でしょ』『公共の場を何だと思ってるの?』といった冷ややかな声が相次いでおり、その動画はその後削除されていますが、健康の話をすることへの説得力に欠けるのは、何も大病をしていないことだけではないのかも」
確かに、熊谷の嘆きのコメントにも一理あり、毎度お弁当を作る努力は大いに認められるべきなのだが、新幹線つながりで意外なツッコミが入ってしまった…。
(所ひで/YouTubeライター)