元タレント・中居正広氏の女性トラブルをめぐる騒動に関して、弁護士・橋下徹氏が中居氏本人の“本音”にまつわる貴重な証言を紹介している。
中居氏をめぐっては、昨年12月末に元フジテレビアナウンサーの女性に対する「性暴力」があったと、同局の第三者委員会が報告書に記載していた。しかし、ここにきて中居氏側の代理人弁護士が「一般的に想起される暴力的、または強制的な性的行為は確認されなかった」と反論し、中居氏の「人権救済のため」にも第三者委員会に“性暴力”と認定するに至った証拠の開示を請求すると明らかにした。
また、先の第三者委員会による報告では、元フジテレビアナの被害女性Aさんが守秘義務の全面解除に応じる姿勢を示した一方、中居氏側のスタンスに関しては「守秘義務の範囲内の事項についてはヒアリングに応じない」という回答があったと記載していた。
しかし、今回の中居氏側の声明によると「当初、(中居側は)守秘義務解除を提案していましたが、第三者委員会から『2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない』との回答があったという経緯がありました」とのこと。つまり中居氏は守秘義務の解除に応じるつもりだったというのだ。
第三者委員会と中居側の説明に食い違いが起きていることになるが、5月14日放送の「旬感LIVE ?とれたてっ!」(関西テレビ)に出演した橋下氏は、“関係者から聞いた話”として「中居さんは(Aさんとの間に起きたことの)事実を全部言いたいらしいです。それを(第三者委員会が)取り上げてくれなかったらしいです」「言おうと思ったら、『そこはいいです』『その話はいいです』と言われて、聞いてくれない。僕が(関係者から)聞いている限り」と説明。中居氏の主張は同委員会に取り上げられることはなく、その後、“守秘義務解除を断った”かのような発表をされてしまったという。
橋下氏は、第三者委員会による報告書や資料を見た感想として「『これはヒドいぞ』と」といい、その真意を尋ねられると「だって、中居さんの当日の話がちゃんと聞かれてないんです」「だから、行き違いがあるんだったら、もう一回、中居さんが言いたいこと、当日のこと、第三者委員会で詳細に話をするんで、中居さんは『やる』と、僕は関係者から聞いてますから、第三者委員会はそれを踏まえて結論を出すべきです」と主張していた。
「仮に橋下氏の“関係者談”が事実だとすると、中居氏側は納得が行かないのは当然。聞き取り調査ではみずから守秘義務解除を申し出たにもかかわらず、そのやり取りをなかったことにされて、“中居氏側は解除に応じなかった”という印象操作をされてしまった格好になります。ただ、そうしたやり取りが真実であるなら、今からでも中居氏は当日に何があったのかを誠実に説明することが、世論を納得させられる唯一の方法かもしれません。つまりそれは“反論会見”を開くことや、法廷の場での決着が考えられ、彼自身の名誉を回復するには他にやりようがないのではないでしょうか。ネットにも、新たな動きを見せた今回の中居氏側の反論に対し『会見せずに引退して逃げたのも悪い。だから、ちゃんと自分の口で説明するべき』『裁判できちんと白黒つけるしかなさそう』『自身の潔白を証明したいなら、どれほど矢が飛んでこようと互いに真正面から向き合い話すべき』などの反応が上がっています」(テレビ誌ライター)
長く応援し続けてきたファンも、中居氏の口から真実を聞きたいと願っているのではないだろうか。
(木村慎吾)