今注目の「月経カップ」のメリット&デメリット 生理中ナプキンいらずの最新フェムケア

 月経カップというものをご存じでしょうか?その名の通りカップ型の生理用品です。

 フェムケアアイテムにもだいぶ選択肢が増えてきて、海外ではだいぶポピュラーなのですが、ようやく日本でもじわじわ人気がでてきたこちら。本日は改めて月経カップのメリット・デメリットをお伝えしていければと思います。

●月経カップとは

 生理中に膣内に挿入して経血を溜めるシリコン製のカップで、釣り鐘をひっくり返したような形をしています。先っちょに取っ手がついていて、指で挿入・取り出しをします。

 シリコンなので繰り返し使え、メーカーさんによりますが10年ほどはもつとのこと!

 金額は2000~6000円前後と結構幅広い金額で販売されていますが、平均すると4000~5000円くらいのものが多いです。

●月経カップのメリット

1:何よりも、ゴミがでないので地球にやさしいのが最大のメリット。エコです。月経カップの容量と経血の量にもよりますが12時間程度はもつので、布ナプキンのように血が付いたナプキンを持ち歩く必要もありません。

2:繰り返し使えて財布にも優しいのもうれしいポイント。

 使い捨てナプキンがだいたい1回の生理で200~300円分くらいの使用量だと思うので、1~2年で元が取れますね。買う時は高く感じますが、使用できる期間を考えると意外と経済的。

3:生理中でも温泉やプールに入れる!出血を気にしなくていいので、旅行やスポーツ時のストレスがかなり軽減します。タンポンと違って水回りでも活躍できるのはうれしいですね。

4:かぶれにくい!生理の終盤、こまめにナプキンを交換しない方は蒸れてかぶれたりしませんか?蒸れにくいのも大きなメリットです。

●月経カップのデメリット

1:初心者は慣れるまで装着と取り出しに時間がかかります。特に海外製のものはサイズが大きい傾向にあるので、初心者の方は日本製のものを使うのが安心。また、出先で月経カップを入れなおす場合(経血が満タンになった場合)、手が汚れるデメリットもあります。

2:タンポンと同じく黄色ブドウ球菌繁殖によるトキシックショック症候群のリスクがあります。これはきちんと消毒して清潔な手で触り、メーカーの推奨時間以上に放置しなければ回避できるので大丈夫。取り扱い説明書をきちんと読んで使いましょう。

3:消毒が必要。気になる方は毎回消毒したほうがいいですが、最低でも生理の使い始めと使い終わりはしばらく使わなくなるので、しっかりと煮沸消毒しましょう。慣れるまではこちらが一番面倒かもしれません。

4:サイズが合わないことによる違和感、放置による漏れ。

 こちらも小さめの初心者用のものを使うなど、工夫して使いましょう。日本製のものは日本人女性の体型に合わせて作られていますので使いやすいと思います。慣れるまでは吸水ショーツやナプキンを当てておくといいでしょう。

 慣れると使い捨てナプキンに比べて年間3000円ほどの節約にもなり、トイレのたびに交換する手間もないのですごく快適な月経カップ。ぜひこの機会にチェックしてみてください。

(安藤恵美)

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